雪山登山は夏山と違い、たくさんの装備が必要となります。
今回は、私が実際に「厳冬期の北アルプス」に行く際に持って行っている装備を元にご紹介してい来ます。
また、雪山装備の一式を揃えると「どれくらいの費用がかかるのか?」というのも気になるポイントだと思うので、値段も併せてご紹介していきます。
▼ご注意事項
登山用品はブランドにより料金が大きく異なり、都度モデルが代わり私が今実際に使用しているギアが今は売っていないということがあります。
同じモデルが販売を終了している場合などは、「参考商品」として、私が使っているギアと同等の物をモンベルの商品で紹介していきます。
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【徹底解説】雪山登山に必要な全装備を紹介「日帰り~テント泊」
ウェア類
「ドライウェア「ベースレイヤー」「ミドルレイヤー」「ハードシェル&ハードシェルパンツ」「防寒着・ダウン」「タイツ」「靴下」「下着」「バラクラバ」「グローブ(2セット)」
ドライウェア
厳冬期の3,000m級の登山でも登りでは汗をかいてしまうので、汗対策が重要。
ドライウェアに関しては必須ではないが、「汗びえ防止」と「保温性のUP」が十分に期待できる。
真夏の登山でもこれを着ておけば、大量の汗をかいてもウェアが肌にへばり付くことがないので、不快感を大幅に軽減にしてくれる。
このウェアはフィット感が非常に重要な為、実際に店頭での試着をしてからの購入がおすすめ。
▼紹介している商品
公式サイトはこちら:https://www.millet.jp/drynamic/mesh/
ベースレイヤー
雪山登山において基本となる1着の為、登山用のしっかりとした物を着用したい。
メリノウールなどの、保温性と発汗性の両方を兼ね備えた物を選びたいが、雪山において最も厄介なのが汗冷えなので、汗かきの人は特に発汗性能が高い物を選ぶ方が良い。
上記で紹介した「ドライレイヤー」との併用でより一層の効果が期待出来る。
▼紹介している商品
▼参考商品
ミドルレイヤー
保温性と発汗性の両立されたものが良い。
ベースレイヤーとの相性もあるので、神経質な人はベースレイヤーを着用した状態で試着することをおすすめします。
また秋口の登山でも防寒着として使用出来たりと頻度は高いので、あまり費用はケチらずに良質な物を購入した方が良い。
▼参考商品
モンベル・トレールアクション プルオーバー:¥10,780(税込)
ハードシェル&ハードシェルパンツ
雪山登山のウェアといえば「ハードシェル&ハードシェルパンツ」だろう。
防風性能の観点から、雨具の代用ではなく、本式のハードシェルを着用が必須と言える。また、防風性が高い分、歩行中は暑くなることが多いので、生地にゴアテックスを採用していることと、ベンチレーターを完備している事は必須項目だ。
サイズ感としては防寒着を含む全てのウェアを着た上から着用出来るサイズが良いとされており、袖の長さも重要で短いとグローブを嵌めて行動した際に、袖が捲り上がってしまい、風や雪が入り込んでしまうことがある。フードもヘルメットを着用した状態でストレスが無いことが理想となる。
ハードシェルパンツも屈んだり腿上げ運動がストレスなく行える物が理想。
これらの通り、サイズ感や着心地が非常に重要なのウェアとなるので、試着をしてからの購入が必須となる。
▼紹介している商品
ファイントラック・エバーブレスアルマパンツ(廃盤)→エバーブレスアクロパンツ:¥40,480(税込)
▼参考商品
モンベル・ストリームパーカ:¥31,900(税込)
モンベル・アルパインパンツ:¥27,500(税込)
防寒着・ダウン
防寒着に関しては、少しオーバースペック気味の方が対応の幅が広がるが、重量とのバランスを考えて選びたい。
ダウンの品質を示す「フィルパワー(FP)」も大切だが、ダウンの総量が暖かさにおいては重要になってくる。
(フィルパワー(FP)に関しては、数値が高い物であれば総量が少なくても暖かいのでコンパクトになる)
尚、ダウンは濡れに弱いので、表面に防水加工が施されていることは必須。
また、選ぶ際のポイントとして覚えておきたいのが、スペックの高い防寒着を買っておくと、シュラフ選びの際にハイスペックなものを選ぶ必要がなくなる。
▼参考商品
モンベル・パーマフロスト ライトダウンパーカ:¥26,180(税込)
タイツ
極寒地においてタイツの着用が必須であるが、汗冷え防止の為に、発汗性能が高い物が推奨。
因みに、ヒートテックなどは論外である。
▼紹介している商品
ジオライン EXP. タイツ
靴下
厳冬期用の保温性と発汗性の両方を兼ね備えたモデルが求められる。
日帰りの場合においても、予備の携帯が必須。
因みに靴下は消耗品なので傷んできた場合は無理せずに定期的に買い替えること。
▼紹介している商品
ファイントラック・メリノスピンソックスEXP:3,410円
下着
山岳メーカーから出ているモデルである必要はないが、速乾性のある化繊の下着がおすすめ。
万が一、濡れた場合、体温の低下に繋がるので、念の為携帯している。
バラクラバ
冬季の山では、冷たく強い風が吹くので、顔を守る装備は必須。
相性があるので、試着してから購入が推奨される。
尚、個人的にはバラクラバがあれば、毛糸の帽子などは不要だと思う。
▼紹介している商品
ファイントラック・バラクラバビーニー:¥7,150(税込)
このモデルは口に穴が開いており、バラクラバを装着したまま行動食を食べることができ、穴のお陰でゴーグルも曇りにくい。
こちらの記事でレビューをしています。
グローブ、インナー&アウター(2セット)
例え日帰りでも、予備を含めて最低2セットは持っておきたい。実際にショップで試着をしての購入が必須。
その際に実際にピッケルなどを握ってみるのも忘れてはいけない。
パターンA
ブラックダイヤモンド・ミッドウエイトスクリーンタップ:約4,950円
ブラックダイヤモンド・ソロイスト:約15,000円
パターンB
ブラックダイヤモンド・ミッドウエイトスクリーンタップ:約4,950円
ラックナーグラブ:¥4,950(税込)
イスカ・ウェザーテック オーバーミトン:¥5,500(税込)
ギア類
▼冬山 専用
「冬靴」「ゲイター」「アイゼン」「ピッケル+ピッケルリーシュー」「ワカン」「ビーコン&プローブ&ショベル」「ゴーグル」
冬靴
中綿入りの本式の冬靴が必須。
履き心地が非常に重要なので実際にショップで十分に試し履きをしてから購入しなければならない。
靴選びに妥協は許されないので、十分な余裕を持って購入を開始した方が良い。
▼紹介している商品
スカルパ・ファントムガイド:¥55,480(税込)
▼参考商品
モンベル・アルパインクルーザー 3000:¥54,780(税込)
ゲイター
夏用の代用では、アイゼンを引っ掛けると直ぐに破れる可能性があるので、冬用の分厚いロングタイプが推奨。
少なからず靴やハードシェルパンツの相性もあるので、出来れば実際の冬靴とパンツで試着をしてから購入したい。
▼参考商品
モンベル・GORE-TEX アルパインスパッツ:¥7,480(税込)
アイゼン

最新モデル
稜線上に上がる場合、本式のアイゼンが必須。
冬靴との相性があるので、実際の靴を持参してフィッティングは必須。
尚、チェーンスパイクや軽アイゼンで稜線に上がるのは自◯行為である。
▼紹介している商品
グリベル・エアーテック ニューマチック::¥20,350(税込)
▼参考商品
モンベル・カジタックス(LXB-12アイゼン):¥18,590(税込)
ピッケル+ピッケルリーシュー
ピッケルは色々な長さや形状があるが、ひとまず「縦走用のストレートタイプ」+「シャフトの上部が少し傾いているタイプ」がおすすめ。
有名なトレースが十分にある場合、ストックのみで登っている人を見かけるが、ピッケルは必須。
▼参考商品
ペツル・サミテック:¥26,180(税込)
ペツル・ガリー:¥19,250(税込)
モンベル・スノーリッジ:¥14,960(税込)
2ウェイピッケルリーシュ:¥2,640(税込)
ワカン
ワカンは新雪&深雪のラッセルだけではなく、残雪期の腐った雪にも非常に大きな役割を果たす。
浮力に関してはスノーシューに軍杯が上がるが、重量面と急斜面での対応力の面でワカンを使用している。
使用機会が無い時はただの重りとなるだけだが、非常食と同じ様に使わなくとも携帯した方が良い。
▼参考商品
エキスパートオブジャパン:¥15,620(税込)
ビーコン&プローブ&ショベル
北アルプスや八ヶ岳などの豪雪地帯に入る場合は、必須装備である。
それ以外の山域でも一定以上の雪山では、雪崩はどこでも発生する可能性があるので、万が一の際に備えて携帯した方が良い。
ショベルに関しては、テント泊時の整地などに使用するので登場頻度は高い。材質に関してはプラスチック製などは強度面から論外である。
▼紹介している商品
MAMMUT アリゲーターライト:¥14,643 (税込)
ブラックタイヤモンド・クイックドローカーボンプローブ300:¥12,320(税込)
マムート・バリーボックス:50,600円(税込)
▼参考商品
モンベル・アバランチゾンデ280:¥7,040(税込)
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ゴーグル
風が強い時や吹雪の際はサングラスでは対応できない場合がある。
但し、人によってはサングラスの出番の方が多い時もあるので、曇りを取り払うファンが付いたモデルなど、必要以上に高価なモデルは必要ないかもしれない。
▼参考商品
モンベル・L.W.アルパインゴーグル:¥7,920(税込)
ヘルメット
北アルプスの稜線や八ヶ岳などでは必須装備である。
山域やルートによるが、今後の目標によっては有った方が良い。
▼参考商品
モンベル・L.W.アルパインヘルメット:¥9,790(税込)
サングラス
雪山では目を守るだけではなく、疲労の軽減の為にも必須。
ストック
必須装備ではありませんが、歩行やラッセルの手助けになる。
▼参考商品
モンベル・アルパインポール カムロック ドライグリップ:¥6,380(税込)✖️2本
モンベル・スノーバスケット:¥528(税込)×2個
時計
時計・高度計・ストップウォッチ・アラーム・気圧計などの基本が揃って入れば問題ない。
充電はソーラータイプがおすすめ。
山岳用の時計であれば、対応する温度領域は問題ないと思うが念の為、動作保証温度は確認した方が良い。
▼紹介している商品
SEIKO・デジタルウォッチ アルピニスト:約23,000円
幕営装備
テント
個人的には「通気性」「設営時間」「耐風性」の観点からシングルウォールをおすすめする。
ダブルウォールテントに冬用の外張りを付ける方法もあるが、冬用の外張りは重たい割に、使い所が限られているので個人的にはシングルウォールを推奨する。
また、夏用のフライシートのままで幕営している人がいるが、夜間に降雪があり、フライトシートと地面の間が雪で埋もれると空気の循環がベンチレーターのみとなり、酸欠の恐れがあるので、夏用のフライシートで冬季に幕営する場合は、降雪の有無に注意したい。
▼紹介している商品
アライテント・エックスライズ2→現行モデルは「Eライズ2」:¥64,900(税込)
▼参考商品
マイティドーム2:¥84,700(税込)
竹ペグ
色々と試したが、結局のところ竹ペグが一番使いやすい。
因みにモンベルのスノーアンカーは設営に時間がかかるので、使用していない。
▼紹介している商品
ホームセンターで竹を購入して、切断して使用
テントマット
軽量・速攻を求める人は使わない人もいるが、個人的には有った方が良いと思う。
▼紹介している商品
グラバーオールウェザーブランケット:定価約4,000円
冬用シュラフ
就寝時は、防寒着など全てを着込んで眠る為、-20度ほどの環境でも「コンフォート-4℃、リミット-11℃」のシュラフでも十分に眠ることができる(※寒さには個人差がある)
女性など寒さに弱い人は、ナルゲンボトルに熱湯を入れて「湯たんぽ」にすれば大分と暖かくなる。
シュラフは生命に関わるのでハイスペックなモデルが欲しくなるが、高いスペックにすると値段と重量が増すので、その分を、防寒着やマットにお金をかける方が応用が効く。
またシュラフはシュラフカバーの利用が大前提となるが、NANGAのオーロラシリーズは表面が撥水加工が施されているので、シュラフカバーは不要である
銀マット
高価なエアーマットは断熱効果が非常に高く定評があるが、穴あきの心配から未だに銀マットを使用しる。
ロングタイプは不要で、足りない分はザックや座布団などで補う。
▼紹介している商品
サーマレストリッジレストソーライト(S):¥3,520(税込)
座布団
テントの中で調理する時にテントの床を濡らしたり痛めない為に使用。
5,00~1,000円程度の物でOK
タオル
テント内の雪や結露を拭く為に必須。
マイクロファイバータオルなどがおすすめ。(綿は論外)
▼紹介している商品
マイクロファイバータオル2枚(カー用品店などに売っている物でOK)
テントシューズ&ダウンパンツ
テントシューズは、暖かいだけではなく、テント内の雪や結露で靴下を濡らさない為にも着用した方が良い。
夜トイレに行く時にも、靴を履く必要がないので便利。
ダウンパンツは、行く山域と個人の耐寒性によっては不要な場合もあるが、個人的には有った方が身体が休まる。
▼紹介している商品
イスカ・テントシューズロング:10,230円
▼参考商品
モンベル・ライトアルパイン ダウンパンツ:¥16,060(税込)
水筒&ナルゲンボトル
サーモス:冬山では暖かいお湯は必須。
ナルゲンボトル:幕営後の水作りのタンクとして使用したり、お湯を入れた湯たんぽにしたりできる。
▼紹介している商品
サーモス ・ステンレスボトル 0.9L:¥7,150(税込)
ナルゲンボトル 1.0L:¥3,718(税込)
▼参考商品
モンベル・アルパイン サーモボトル 0.9L:¥4,950(税込)
モンベル・クリアボトル 1.0L:¥1,760(税込)
クッカー&バーナー&ガス
クッカー:1000mlくらいの容量は最低でもあった方が良い。
バーナー:雪山でのテント泊では調理以外にも水作りなどで長時間使用するので、転倒の心配の低い安定したタイプがおすすめ。
ガス缶:2泊3日でも節約すれば250の1缶でもいけるが、予備は有った方が良い。ガスの消費量はテントの内外、雪質、バーナーとクッカーの相性などにより異なるので自身の経験から判断できるまでは予備を携帯する方が良い。
▼紹介している商品
DUG・POT DG-0207 Mサイズ:¥2,560(税込)
PRIMUS・シングルバーナーウルトラ スパイダーストーブ:¥14,850(税込)
PRIMUS・ウルトラガス:¥600(税込)
モンベル・カートリッジチューブプロテクター:¥1,210(税込)
ライターorチャッカマン
バーナーに既存の着火装置は低温化ではほぼ100%稼働しないので、フリント式のライターなどは必須。
茶こし(ゴミ取り)
雪は汚いので、ゴミ取りのアイテムは必須。
茶漉しやコーヒーフィルターなど色々試してみるのが良いだろう。
ゴミ袋
濡れたウェアや靴、雪を集めておく為に必要。
その他、備品
ザック
装備品の多くなる雪山では必然的に容量な大きなザックが必要となります。
パッキング技術・ロープ等の有無・泊数により必要となる容量は異なります。
▼紹介している商品
アライテント・マカルー80:¥24,200(税込)
ツェルト
万が一の際にあるかないかで命運を分けると言っても過言ではないツェルト。
テントを持たない人は必須装備と言えます。
▼紹介している商品
アライテント・ビバークツェルトソロ:¥6,270(税込)
アライテント・スーパーライトツェルトロング::¥15,180(税込)
▼参考商品
モンベル・U.L.ツェルト:¥18,150(税込)
ヘッドライト
ヘッドライトは暗闇を照らす為のものなので、出来るだけ光量の高いものがおすすめ。
ペツルのアクティックコアは450ルーメンで75gと非常に軽量なのが魅力。
寒冷地ではバッテリーの消耗が激しく、万が一に備えて予備電池は必須。因みにアクティックコアは2泊3日の行程で夜間の積極的な行動はせず、ライト使用時も光量の節約を心がければ、予備電池の出番はない。(出番はなくとも予備電池は必須)
▼紹介している商品
ペツル・アクティックコア:¥8,800(税込)
GPS
ホワイトアウトや樹林帯での道迷い防止の為にも有った方が良い。
最近はスマホのGPSも優秀だが、オーバーグローブではタッチパネルは操作不能で、寒冷地でのバッテリーダウンなどの問題から、やはり本式のGPS(ボタン式)の携帯が望ましい。
▼紹介している商品
ガーミン・Garmin Map64s:約50,000円(生産終了)
ガーミン・Garmin Map64csx:定価82,280円
ガーミン・Garmin Map66i:定価98,780円
モバイルバッテリー&スマホの充電コード
山中では機内モードにしていれば、写真を撮っていてもあまり減らないが、外界との連絡手段となるので、日帰りでもモバイルバッテリーの携帯は必須。
大容量な物ほど安心感は大きいが重量とのバランスを考えて選びたい。
▼参考商品
Anker PowerCore10000:¥2,990(税込)
地形図&コンパス&ホイッスル
GPSを携行していると、地形図を見る機会は殆どないが、それでも紙の地図は必要。
尚、概念図ではなく、地形図が必要となる。
ホイッスルも、緊急時のサインやコール、自身の存在を知らせたりする為に携帯が必要。
▼参考商品
スント・A-10 NH SS021237000:¥1,970(税込)
エマージェンシーコール:¥629(税込)
ナイフ
私は比較的大きなナイフを携帯しているが、クライミング用の小型のもので十分である。
尚、ロープを扱わない登山の場合、必須ではない。
ウルトラライトLSTポケットナイフ:¥2,530(税込)
熊鈴
最近は初冬や残雪期などの熊の目覚めの時期は読めない為、季節によっては携帯している。
常備薬&テーピング
山中で体調を崩すと命に関わるので、持病のない人においても鎮痛剤、下痢止めなど最低限の薬は必要。
テーピングに関しては、怪我の措置だけではなく、ギアの損傷の応急措置にも使える。
トイレットペーパー
トイレだけではなく、クッカーの掃除などにも使える。
非常食
日帰りでも非常食は必須。
スニッカーズなどの日持ちのする高カロリーな物を常に装備の一つとしてザックに入れておくと買い忘れがない。
冬山装備の費用合計
ウェア類の合計額
「ドライウェア「ベースレイヤー」「ミドルレイヤー」「ハードシェル&ハードシェルパンツ」「防寒着・ダウン」「タイツ」「靴下」「下着」「バラクラバ」「グローブ(2セット)」
合計金額:157,890円~179,534円
ギア類の合計金額
幕営 テント泊装備
夏冬 共通
「テント」「テントマット」「銀マット」「座布団」「タオル」「水筒&ナルゲンボトル」「クッカー&バーナー&ガス」「ライターorチャッカマン」「ゴミ袋」
合計金額:98,250円~120,750円
その他 装備品
夏冬 共通
「ツェルト」「ヘッドライト」「GPS」「モバイルバッテリー&スマホの充電コード」「地形図&コンパス&ホイッスル」「ナイフ」「熊鈴」「常備薬&テーピング」「トイレットペーパー」「非常食」
合計金額:97,389円~109,269円
総合計:592,935円~733,579円
まとめ
いかがでしたでしょうか?
雪山に必要な装備品は非常に沢山あり、雪山の専用ウェアとギアだけでも非常に多くの装備を揃える必要があります。
夏山の基本装備を全て持っている状態で、雪山を新たに始めようとする場合、追加で掛かる費用はこちらになります↓
▼追加費用
雪山基本装備:279,880円~
雪崩対策:+62,040円~
幕営装備:+85,290円~
総合計:427,210円
今回ご紹介したギアは、基本的な装備品となります。
もしも、ロープを必要とするルートに挑戦する場合は、「ロープ・ハーネス・カラビナ・スリング」などが更に必要となり、凡そ10万円程必要となります。
また、値段に関しても、MAMMUTなどのブランドを積極的に選んでいった場合、料金は更に高くなります。
どの程度の雪山に挑戦するのかによって、必要となる装備はことなってきますが、自身の今後の展望をよく考えて購入することが大切となります。
例①最初は「低山のスノーハイキングだけ....」と思い6本爪の軽アイゼンを購入したが、程なくしてアルプスの魅力にハマり、12本爪アイゼンを購入した。
例②最初は「初冬くらいまでしか山に行かないから...」と思いスペックの低い防寒着を購入したが、程なくして八ヶ岳に行きたくなり、改めてハイスペックな防寒着を購入した。
といった様に、自身の今後の展望をよく考えて購入しないと、結果的に無駄なお金を払うことになってしまいます。
雪山は美しくありながら、非常に危険な世界でもあります。
お金は大切ですが、必要な装備にはしっかりとお金を掛けて、安全に雪山登山を楽しみましょう。