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超軽量アックス「ペツル・ガリー」を実際に使った感想

皆さん、ペツルのガリーというピッケルをご存じでしょうか?

重量は280gと凄まじい軽さを誇っています。

今回はそんな、超軽量アックスをレビュー・ご紹介していきます。

超軽量アックス「ペツル・ガリー」を実際に使った感想

製品情報

  • 製品名:ガリーU014
  • 重量:280 g
  • 長さ:45 cm
  • 種別:アッズ/ハンマー
  • 素材: スチール、アルミニウム
  • 価格:¥17,500(税込¥19,250)

超軽量 (280 g) なアイスアックス『ガリー』はテクニカルマウンテニアリングやスキーマウンテニアリング用にデザインされています。テクニカルな局面では、カーブしたスチール製ピックと新しい『トリグレスト』 (工具なしで調節可能) がその力を発揮します。

ペツル公式サイトより引用

Amazonでは2022年11月12日現在、定価の10%OFFの17,325円で発売されています。

 

使用レビュー

メリット1:軽量コンパクトで携行に負担がない

縦走用のピッケルと比較

重量は280gとトップレベルの軽量性を誇ります。

▼便利な場面

  • 追加の1本として基本的には縦走用のピッケル1本で十分でも山頂直下など一部でダブルアックスが欲しい」という場合などで、追加で1本持って行っても280gと軽量なので、苦になりません。

  • お守りの1本として残雪期・初夏・初冬などの積雪の有無が不確定な時にお守り的に携行する場合も、280gと軽量なので苦になりません。

 

西穂西尾根

岩と雪のMIX帯では、軽量コンパクトで取り回しもし易く、ガリーの優位性が最も発揮されます。

 

 

メリット2:握りやすい「トリグレストが便利」

指を引っ掛ける為の「トリグレスト」が付属しており、指の力が下方向に抜けることを防止するので、無駄な力を加える必要がありません。

また、この「トリグレスト」は工具なしで位置の調整が可能な為、シチュエーションに合わせて迅速な対応が可能で非常に便利です。

 

 

 

デメリット1:軽量が故の不安定さ

重量が280gと軽量が故に、不安定となる事があります。

雪面が非常に固くクラストしている際はピッケルのブレードを的確に打ち込まなければ弾かれたり、グラついたりする事があります。この問題に関しては「ピックウェイト(80g)」を追加で装着することで解消可能となります。

 

ペツル ガリー

また、シャフト下部の石突はシャフトを斜めにカットしただけで鋭利な形状ではないので、雪面が固くクラストしている場合、ピッケルを雪面に差し込む事は困難と言えます。

 

とは言え、

南岳西尾根2022年5月

「早朝の固く締まった雪」程度であれば問題なく刺さります。

 

 

デメリット2:シャフトが短い為、場面を選ぶ

シャフトが45cmと一般的な縦走用のピッケルに比べると短く、シャフトの末端の石突の部分も鋭利な形状ではなくシャフトを斜めにカットしただけなので、使用できる場面は限られてきます。

 

▼こんな時は、縦走用の長めのピッケルの方が有利

深い雪にピッケルをさしてバランスを取る場合は、縦走用の長めのピッケルの方が有利です。

 

厳冬期槍ヶ岳 中崎尾根〜西釜尾根

緩やかな場面でバランスを取る場合も、縦走用の長めのピッケルの方が有利です。

 

 

まとめ&総評

ペツルのガリーがおすすめの人をまとめると、

  • 基本シングルアックスだけど、山頂直下など一部の状況でダブルアックスが欲しい人
  • 夏場に雪渓の残るルートを通過する場合
  • バックカントリースキーで基本はストックだが念の為ピッケルも持参したい人

となっており、 ぺツルのガリーは「追加の1本」や「お守り的な1本」としての位置付けのピッケルと言えます。

 

雪山登山の主力ピッケルが欲しいけれど、通常の縦走用よりはテクニカルな場面に対応したモデルが欲しい」という場合は、サミテックの方が良いと思います。

氷壁や硬い氷が想定されるルートで積極的に利用する」という場合はクォークの方がより良いでしょう。

 

適切な装備選択で安全な雪山登山を楽しみましょう。

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