山のあれこれ 装備について

【登山歴6年】「買ってよかった登山用品」5選

登山装備

登山を始めて6年が経過し、ウェアからギアまで色々な装備品を購入して来ました。

今回は、特に思い入れのある装備品を4つご紹介します。

【登山歴6年】「買ってよかった登山用品」5選

アンダーウェア

私は、ミレーのドライナミックメッシュを使用していますが、アンダーウェアは私のレイヤリングを大きく変えてくれました。

 

登山は大量の汗をかくアクティビティですので、汗対策は「安全・快適」に過ごす為にも欠かすことができません。

アンダーウェアはメッシュ(網状)になっており、これをウェアの一番下に着用することで、大量に汗をかいてもウェアが地肌にへばりつくことを抑制してくれます。これにより、汗冷えを防ぎながら、衣類の乾燥も促してくれます。

 

夏の登山で出る汗の量は尋常ではありません。

真夏の低山であれば、歩き始め10分で汗が吹き出します。標高の高い山脈でも稜線に上がるまでは強い日差しが照りつけてくるので、体温の上昇も凄まじいものがあります。

夏においても衣類の濡れは低体温症を引き起こす危険性もありますが、とにかく不快感が半端ではありません。

西穂西尾根

冬山は寒いですが、実のところ汗冷えによるところが意外と多いのも事実です。冬山は夏に比べて荷物も多く、急な登りとなることも多いので、夏ほどではないですが、結構な量の汗をかいています。これが汗冷えを起こし、体温を奪っていく原因になります。

また、アンダーウェアは、地肌との間に空気の層を含む為、若干の保温力UPに貢献します。「ベースレイヤー1枚では寒いけれど、ミドルレイヤーを着ると暑い」と言った微妙な場面の調整ができる様になりました。

 

全ての登山者におすすめしたいウェアと言えます。

 

紹介しているウェアはこちら

公式サイトはこちら:https://www.millet.jp/drynamic/mesh/

 

腕時計

登山で腕時計をはめている人はどのくらいいるのでしょうか?

下界であれば時計は持たずにスマートフォンで全て完結という人も多いとは思いますが、登山では「時間の管理」というのはとても大切なポイントとなりますが、都度スマホを取り出すというのも危ないので、腕時計は是非持っておきたい装備品となります。

登山に適した時計は2万円台〜10万円程と幅広いラインナップがあり、「どれを購入するべきか?」と迷うこともあると思います。

 

最低でも下記の「最低限必要な機能」を兼ね備えたモデルを選ぶようにしましょう。

最低限必要な機能

  • 防水機能(最低10気圧以上)
    →雨・雪・沢の水など山の中は水分だらけなので必須。

  • ストップウォッチ
    →歩行時間や休憩時間の管理、フリーズドライの時間管理など、使う頻度は意外と高い。

  • アラーム機能
    →撤退時刻を決めている場合や、持病薬の飲む時間を忘れない為など、使う頻度は意外と高い。

  • 高度計+登下降スピード計測機能
    →登下降スピードが表示されるとペース配分の管理が出来るので便利。

  • バックライト
    →無いと暗い時間に全く見えないので必須。

あれば便利な機能

  • 気圧計
    →簡易的な計測でも気圧が読めれば天候の変化を知ることが出来る。

  • 温度計
    →あれば便利

  • 方位計測機能
    →コンパスやスマホで流用できるが、あるに越したことは無い。

  • GPS機能
    →ログを取りたい人にはおすすめ。

  • 文字盤に地図を表示する機能
    →GPS端末を持たない人はあれば心強い。

  • 心肺情報、酸素飽和度を計測する機能
    →身体の状態を知れるので、歩行スピードの把握に便利。

 

私が使っている時計

私が使っているのは、「SEIKO「プロスペック アルピニスト」で、定価が28,000円と、登山用の時計としては非常にリーズナブルな価格で、必要最低限な機能しかないエントリーモデルですが、登山で求められる機能はあらかた揃っているので、最初の1本としてオススメです。

詳しいレビューはこちらの記事で紹介しています。

▼【レビュー】SEIKOプロスペツクス アルピニスト

2023.03.01-更新-

新しい時計としてGarmin Fenix7を購入しました。

【レビュー】Garmin Fenix7「登山時計の最上位モデル」

 

 

GPS

Garmin GPS

私は本格的な雪山登山を含めてオールシーズン登山を楽しんでいる事と、これまで2回の道迷いの経験があるので、「専用のGPS端末」を所持しています。

 

これまで何度もGPSに助けられて来たので、私の登山人生において頼れる相棒と言えます。

関連記事

私がスマホをGPSとして使用しない理由はこちらの記事で紹介しています。

登山でスマホをGPSとして使ってはいけない3つの理由

 

Garmin GPS エネループプロ ニッケル水素電池

私が使用しているGPS端末はGarminの「GPS MAP64S」という機種で、タッチパネル式ではなくボタン式となっており、冬季のグローブをはめた状態でも操作可能なモデルとなっています。

 

紹介しているGPSはこちら

私が使っているMAP64Sは廃盤となり、下記は後継モデルとなっています。

GPSの専用端末の中でも、タッチパネル式とボタン式の2種類がありますが、わざわざ専用端末を購入するのであれば、ボタン式の購入をお勧めします。

(※タッチパネル式はスマホとの差別化が出来ない為)

 

山岳テント

厳冬期 奥穂高岳(涸沢岳西尾根)2022年1月

テント泊派の登山者にとって、テントは切っても切れない大切な装備です。

私はmont-bellのステラリッジテント(ダブルウォール)と、アライテントのエックスライズ(シングルウォール)の2張りを所有しています。

どちらも日本の老舗山岳メーカーであり、これまでの6年間、のどかな晴天から暴風雪の極悪な環境まで、様々な自然環境の中で使用してきました。

 

ステラリッジテント

シェルターやツェルトに比べると重たく、軽量化が求められる現代においてテントを選ばない登山者人が増えてきていますが、雨が降ろうが暴風が吹き付けようが、絶対的な安心感が山岳テントにはあります。

また、老舗メーカーということもあり、長年培った技術が細部に生かされており、厳しい環境でも信頼して使用する事ができます。

 

 

セルフビレイコード

私はセルフビレイコードとして、ペツルのコネクトアジャストを使っています。

セルフビレイコードはクライミングやバリエーションルートで、セルフ(自己確保)を行う際に必要となる装備の一つで、

以前はスリングでの自作するというのが一般的でしたが、

最近では万が一墜落した際に、身体への負担を軽減させる為に、セルフビレイコードに関してもダイナミックロープで作られたモデルの使用が推奨されています。

 

 

実際に購入して見て、安全面は勿論ですが、

セルフビレイコードを適宜、好みの長さに調節できるので、使い勝手が良くて非常に気に入っています。

 

バリエーションルートやクライミングを行われる方であれば、購入して損しないでしょう。

 

 

紹介しているギア

公式サイトはこちら:https://www.alteria.co.jp/sport/connect-adjust/

 

 

まとめ

南岳西尾根2022年5月

いかがでしたでしょうか。

厳しい自然環境で活動する「登山」だからこそ、適切な装備を選ぶことはとても大切なポイントとなってきます。

そして、それと同じくらい大事にしたいのが、装備品を使いこなすこと。

どれだけ高性能な装備でも使いこなせなければ意味がありません。

 

自分のお気に入りの装備で、登山ライフを楽しみましょう。

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