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【レビュー】超軽量サブザック「ライペン RAIZ PACK」

今回、サブザックとして、アライテントから出ている「ライペン RAIZ PACK(28L)」を購入しましたので、ご紹介していきたいと思います。

【レビュー】超軽量サブザック「ライペン RAIZ PACK」

サブザックを購入した理由

アライテント・マカルー80

私は普段、テント泊用のザックとしてマカルー80Lを使っています。

大容量で冬期登山など荷物が多くなる時にも活躍してくれるのですが、

テント場から山頂を往復する場合など、必要最低限の荷物しか入れない場合、オーバースペックになってしまいます。

 

堂満岳中央稜 2023年1月02662

こんな感じで、ザックはぶかぶかで背負い心地も最悪です。

これを解消する為にサブザックの購入を決めました。

 

しかし、快適さの為にサブザックを購入しても、装備全体の総重量が増えてしまえば本末転倒です。

色々と探してみて、アライテントから200gという超軽量なサブザックが発売されているのを見つけたので購入しました。

 

 

ザックの紹介

まず、アライテントの「ライペン RAIZ PACK」がどんなザックかを説明すると、、、

RAIZ PACKの特徴

  • 山岳テントで有名なアライテントが制作している。
  • 超軽量(190g/210g)
  • 生地にはエアライズのフライシートと同じ素材(30dn)が採用されてり、ボトム部分(底)は210dnナイロンを使用されている。
  • 折り畳めば、雨蓋の中にコンパクトに収納できる。
  • サイズは20L28Lがある。
  • 軽量ながらピッケルストックを装着可能。

※詳しくはアライテント公式サイトをご確認下さい。

超ざっくりとまとめると、「テントで有名なアライテントの超軽量なサブザック」ということのようです。

建前はこのくらいにしておいて、早速、細部を見ていきましょう。

購入したザックはこちら!

 

サイズ

サブザックの雨蓋部分に折りたたんだ本体を収納することができるので、非常にコンパクトに収まります。

これならサブザックとして、メインのザックの中に忍ばせておいても気になりません。

 

 

広げるとこんな感じ。予想以上に大きい印象です。

  • 容量:28L
  • 重量:210g
  • 背面:45cm

 

 

MAXの80%くらいまで荷物を詰めてみるとこんな感じです。

 

20Lもあります。

ひとまわり小さな20Lもあります。

  • 容量:20L
  • 重量:190g
  • 背面:41cm

価格20L:¥6,600(税込¥7,260)

 

 

背面パット

後ろはこんな感じ。軽量サブザックですので、当然ですが吸汗性能などは皆無です。

背中側〜底には210dnのナイロンが使われており、まずまずの厚みとなっています。

しっかりと自立するところは評価ポイントです。

 

横から見るとこんな感じ。

サイドポケットがついていますが、申し訳程度の深さしかないので、ちょっと実用的ではなさそうです。

ポイント

写真では分かりにくいですが、左右に4箇所(計8箇所)ループがついており、追加でコンプレッションベルトバンジーコードを装着する事ができます。

この辺りが他のサブザックとの大きな違いとなります。

 

 

ショルダーハーネス

ショルダーベルトは、超軽量のサブザックの割には、比較的厚みがあります。

ザックが揺れない程度のウエストベルトもついています。

 

実際に背負ってみるとこんな感じ↑

ロープを含む、冬季日帰り装備一式が入っていますが、肩への食い込み等の不快感はありません。

このザックに入るであろう量の荷物であれば問題ないでしょう。

 

 

本体

中も、広々しており、28Lというサイズ表記通りだと思います。

背中側にはポケットがついており、ハイドレーションやマットを入れることが出来ます。

マットを入れれば荷物が背中に当たることによる不快感を防ぐ事が出来るので、ポケットの有無は評価ポイントです。

 

ザックを持ち上げる取っ手付き。

これもあった方が良い機能です。

 

標準のコンプレッションベルトでピッケルの装着が可能となります。

 

 

雨蓋

甘蓋は小さいながらも、想像以上に入る印象です。

ヘッドライト、サングラス、行動食(ジップロックM)が入ります。

 

 

収納力について

肝心の収納力ですが、雪山日帰り装備は全て収納可能となります。

 

本体に収納

  • 50mダブルロープ1本
  • プローブ
  • ショベル
  • ハードシェエル
  • 防寒着(ダウン)
  • 予備の手袋
  • バラクラバ
  • ツェルト
  • 水筒(サーモス)
  • 座布団
  • 地形図
  • ゴーグル
  • モバイルバッテリー
  • 予備電池
  • 常備薬
  • 非常食

ロープが無い場合や長さが30mの場合、アイゼンもザックの中に収納可能。

雨蓋に収納

サングラス

ヘッドライト

行動食(ジップロックM)

 

予想以上に収納力があることに驚きです。

 

 

背負い心地について

上記の冬季日帰り装備一式を入れて、約12時間行動しましたが、非常に快適に過ごす事が出来ました。

 

 

上述の通り、ザックの揺れ防止対策としては、細いウエストベルトのみ(チェストハーネスなし)ですが、ザックの安定性には十分に効果がありました。

このような急斜面を登る時も、ザックが揺れたりすること無く、安全&快適に行動する事が出来ました。

 

 

ハーネスとの相性も問題ありません。

ウエストベルトが非常に細い為、ギアラックとの干渉もありません。

 

 

サイズの選び方

ライズパックは20L28Lの2種類が出ていますが、サイズ選びの目安をまとめてみました。

 

20Lで対応可能な範囲

  • 夏の日帰り登山(ロープ等はなし)
  • 雪山ハイキング(ロープ、ショベル、プローブは無し)

28Lで対応可能な範囲

  • 本格的な雪山登山(ロープ、ショベル、プローブあり)
  • UL装備のテント泊で使用する場合(夏)

 

 

耐久性について

商品に封入されていた紙にも、強度に関する注意書きがされていました。

まとめると以下のようになります。

 

ザックとして必要な強度は確保していますが、

  • 藪漕ぎをガシガシ行ったり、
  • チムニーをよじ登ったり、
  • ザックを乱暴に投げ下ろしたり、

こんな事をすると敗れてしまう危険性があります。

ということのようです。

 

文面だけ読めば少し心配になってしまいますが、テントのフライシートに使われている生地ですので、通常使用であれば十分な強度があると言えるでしょう。

鋭利な物に弱いということだけですので、サブザックという本来の目的を忘れずに、使用する環境を選べば問題は無いでしょう。

 

 

岩に押し付けるような登り方さえしなければ、こんな感じの岩場も当然問題ありません。

 

 

休憩時は、ザックの背面が地面に触れるように置くようにしています。

 

 

まとめ

今回アライテントから出ている超軽量サブザック「ライペン RAIZ PACK」をご紹介させていただきました。

RAIZ PACKのまとめ

  • 超軽量なサブザック
  • 安心のアライテント
  • 「夏山日帰り」や「雪山ハイキング」は20LでOK
  • 「夏のULテント泊」や「本格的な雪山登山」は28Lが必要
  • 鋭利なもにには要注意

軽量性と快適性の両方を両立した非常に優秀なザックだと思います。

 

是非皆さんのザック選びの参考にして下さい。

では、またお会いしましょう。

 

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