成長しない登山者にありがちな特徴を3つご紹介します。
もしも、当てはまる所がある場合は、少し自身の山行を見直してみましょう。
(※今回の内容は、目標がありながらも、伸び悩んでいる登山者へ向けた記事であり、当てはまる登山者を否定したり、該当する山行を否定するものではありません。)
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「成長しない登山者」の特徴
特徴1:同じ山行ばかり繰り返している
目指す目標や夢があるなら、それに向けたステップアップやトレーニングが必要です。
例
例えば、「西穂〜ジャンダルム〜奥穂」への縦走を目指したとします。
この場合「技術と体力」の両方を身に付けなければならず、その為には相応のトレーニングが欠かせません。
それに反して、もしも日頃行なっている登山が「低山 日帰り」であれば、例え何回繰り返しても、必要となる「技術・体力」は手に入らないでしょう。
▼普段の山行を置き換えてみましょう。
普段、低山での「日帰りハイク」を行なっていたのであれば、「日帰りロング」や「日帰り歩荷山行」に切り替える。
普段、低山での「普通のテント泊」を行なっていたのであれば、「テント泊ロング」や「テント泊歩荷山行」に切り替える。
など、創意工夫が必要となります。
特徴2:下界でトレーニングしていない
「登山のトレーニングは、登山が1番」
と言われていますが、だからと言って下界でトレーニングをしない理由にはなりません。
勿論、登山で得られる刺激が最も実践的ですが、毎週末登山に行ける人はなかなか居ないでしょうし、
月に1回くらいの登山では、得られた刺激や発達した筋力は、次の登山までに元に戻ってしまいます。
維持に留まらず、更に上を目指すならば、下界でのトレーニングは必須と言えます。
「筋トレ」「体感トレ」「ラントレ」「階段トレ」「HIIT」など色々なトレーニングがあるので、まずは始めることが重要です。
「下界でトレーニング」→「登山で成長を確認」→「改善点があればまた下界でトレーニング」→「登山で成長を確認」....この繰り返しを行います。
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特徴3:夢で終わらせている
「いつかは〜」「来年こそは〜」と先延ばしにしていると、登山以外の色々な理由が起こり、結局できないままで終わってしまいます。
テント泊
子育て、ケガ、経済的な理由など、本当に出来ない理由を除けば、ハードルは決して高くないと言えます。
必要なのは「テント泊の装備」と「一歩踏み出す勇気」の2つだけ。
初めてのテント泊は、重さに苦しめられますが、テント泊の魅力を知れば、すぐになんてことなくなります。
また、環境的な要因に関しても、いきなり稜線上でテントを張るなどの極端な事をせず、樹林帯の中であれば、安全面も特に問題ありません。
クライミング
クライミングというと「危険・怖い・難しい」とハードルが高いイメージですが、
クライミングの敷居が高いポイントは、1人では出来ないという点です(ボルダリングを除く)。
もしも普段から一緒に登山を行うパートナーがいるのであれば、
クライミングを始めるのに必要なのは「講習会への参加」「ロープ・ハーネス・ヘルメット・ギア」の2種類だけです。
【重要】
クライミングの独学は大変危険です、必ず講習会などで基礎をしっかりと学習し、その後簡単な岩場で繰り返し練習を行いましょう。
そして、出来れば年に1回くらいは講習会に参加し、知識の再確認を行いましょう。
▼参考記事
一見、「難しそう」「別世界」と思えることでも、実際に始めてみると案外そうでも無いという事があります。
思い切って始めてみる事が大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
明確な目標をお持ちの登山者の方で、当てはまるポイントがあった際は、日々の登山を見直してみてはいかがでしょうか。
(※今回の内容は、目標がありながらも、伸び悩んでいる登山者へ向けた記事であり、当てはまる登山者を否定したり、該当する山行を否定するものではありません。)