山岳会に所属しない無所属登山者にとって、登山講習会などのプロから技術を学べる場は、物凄く大切な場所である。
しかしながら、「講習の方向性を見誤った参加者」が一定数いるのも現実である。
今回は、これまで登山講習会に何度も参加した経験から、「登山講習会に行けば必ずどれかはいる〇〇な人」3つご紹介します。
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「講習会の主(ヌシ)」or「マウント取り」
講習会に参観すると、高確率でいるのが「講習会の主(常連?)」です。
常連という事自体は悪い事でもなんでもないのですが、常識のない人がいるのが問題なのです。
▼遅刻、装備忘れなど
- 「すみませ〜ん、電車がぁ〜」と電車1本分遅刻
- 「お昼買い忘れたので、途中で寄って下さ〜い」と時間を乱す
- 「ビレイデバイス忘れましたぁ〜」と必要装備を忘れる
▼他の参加者へのマウント取り
- 実技の順番待ちの間に「剱岳のルート解説」を熱弁する声が聞こえてくるので、ガイドが説明しているのかと振り返ると、「主(常連客)」が他の参加者に力説していた...
- 他の参加者に登山歴や今後の展望を執拗に聞き出し、「〇〇岳行くのに、今回の講習の技術は必要ないんじゃない?」と自身の基準で指摘をしてきたり、「〇〇岳に登れたのであれば、講習会に参加する必要なないでしょ?」と否定してきたり....。
正直言って不愉快な人達です。
「ツアー登山を取り扱う会社が主催する講習会」に参加すると、今回紹介したようなタイプの人達が多いように感じられました。(※個人的な感想です)
「お喋り大好き人間」
講習会に参観すると、高確率でいるのが「お喋り大好き人間」
- 集合早々、ガイドに必要以上に話しかける
- 参加者同士で意味不明に盛り上がっている
- 講習開始後も、些細な事を常に質問して講習を中断させる
など、とにかく喋りまくる人達がいます。
「喋り声が煩くて、ガイドの説明が聞こえない」ということも実際にありました。
楽しい雰囲気で過ごすことは大切ですが、主たる目的は「登山技術を学ぶ為の集まり」だということを忘れないで欲しいです。
「キャーキャー騒いでばっかり」
「懸垂下降」「クライミング」「雪山登山での滑落停止訓練」など、急峻な斜面での実技講習で必ずいるのが、キャーキャー騒いでなかなか動き出さないタイプの人達です。
「懸垂下降」や「雪山登山での滑落停止訓練」などは初めての場合、最初の動き出す瞬間は怖くて尻込みをしてしまいますが、一人が騒いでばかりで前に進まないと、他の参加者が一向に出来ない状態が続いてしまいます。
結果的に、通常であれば全員が3回ずつ練習出来るはずだったはずが、時間が足りずに2回ずつしか出来なかったという事もあります。(※実際にありました。)
初めての技術を学びに来ているので、怖くても当たり前ですが、常識の範囲に留めないと他の参加者に迷惑になります。
まとめ
山岳会に所属しない無所属登山者にとって、登山講習会などのプロから技術を学べる場は、物凄く大切な場所となります。
しかしながら、「講習の方向性を見誤った参加者」が一定するいるのも現実で、この様な人達に遭遇すると「講習会の満足度」が下がってしまう可能性があります。
今までの経験上、「有名な山小屋が主催の講習会」や「ツアー登山を取り扱う会社が主催する講習会」に参加すると、今回紹介したようなタイプの人達が多いように感じられました。(※個人の感想です)
これらの人達は、「会員制フィットネスジムの迷惑なオバチャン連中」と同じで、「講習会」の本質を見失っており、参加することだけに満足してしまっているのでしょう。
この手の人達に一度遭遇すると、今後講習会に参加するのが嫌になってしまいますが、諦めずに必要な技術はプロのもとでしっかりと学習をしていって欲しいと思います。