テント泊は日帰り登山に比べて必要な装備も多く、必然的にザックの重量は増えてしまいます。
登山をそれなりに続けていても「何を持って行くか」は毎回悩むポイントです。
今回は、私自身のテント泊の装備品の一覧をご紹介します。
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【登山歴6年】僕のテント泊装備はこれ「夏山~雪山」
夏山~秋山
▼ウェア関連
- 靴下(+予備)
- 下着(+予備)
- パンツ
- ミレードライナミックメッシュ
- Tシャツ
- 防寒着(中間着~ダウン)
- カッパ
- 時計
- サングラス
- ザック(マカルー80)
- ザックカバー
- 靴
- ストック(山行により異なる)
- ヘルメット(山行により異なる)
★補足★
ウェアで着替えを持つのは、靴下と下着のみです。
【靴下】雨や渡渉の失敗などで足が濡れる可能性があるので必ず予備は携行しています。
【下着】下着が濡れた状態は、不快感だけではなく、下着が濡れたままだと体温を下げる要因となるので、必ず携行するようにしています。
その他のウェアに関しては、替えは持っていきません。例え着替えても、翌日歩いたら直ぐに汗臭くなるので....。
スリッパも無くても困らないので持っていきません。
▼テント&就寝具
- テント(エックスライズ)
- グランドシート
- テントマット
- シュラフ(NANGAオーロラライト)
- 銀マット
- マイクロファイバータオル1枚
- 座布団
★補足★
テントマットやグランドシート、座布団は必須装備ではないので、装備を切り詰める際は省略する時もあります。
【テントマット】「ハイマウント オールウェザーブランケット」を使用しています。
【グランドシート】テントメーカーの純正を使っています。夏場は石などでテントの底を傷つけるのを防止する為に使用しています。また、あるかないかで、テントの底の汚れ具合が変わるので自宅でのメンテナンスに差が出ます。
ランタンはヘッドライトで代用出来るので持って行きません。(ランタンよりもヘッドライトの予備電池を追加する方が軽い)
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▼食器類
- 水筒、ナルゲンボトル(1リットル)
- 水筒、サーモス(真夏は持ちません)
- 水筒、タンク(プラティパス2リットル)
- 浄水器(ソーヤーミニ)
- クッカー
- バーナー
- ガス缶
- フリント式ライター(点火装置の予備)
★補足★
【ガス缶】ガス缶は250缶と110缶がありますが、夏山で積極的な調理をせず、浄水器との併用で煮沸時間を最小限に抑えれば、夏山の2泊3日、秋山の1泊2日でも110缶で十分です。
【コップ】縦走などの荷物を切り詰める際は、コップは持って行きません。クッカーの蓋や保温ボトルの蓋で十分です。
▼食料(2泊3日の場合)
- フリーズドライ4食
- ラーメン2食
- 行動食
- 非常食
- スティックコーヒー数本
★補足★
山の中での夕食・朝食は基本的にフリーズドライとインスタントラーメンで過ごしています。
献立は「フリーズドライ1パック」と「ラーメン半分」が殆どです。
何年も食べていると正直飽きてきますし、総量的にも足りない日もありますが、食べたい物を担ぐだけの体力はないので我慢です.....
▼その他
- ヘッドライト(+予備電池)(ペツル アクティックコア)
- GPS(+予備電池)(Garmin GPS Map64s)
- モバイルバッテリーといスマホの充電コード
- カメラ
- 地形図
- コンパス
- ホイッスル
- 常備薬+鎮痛剤
- テーピング
- 絆創膏
- ナイフ(山行による)(EDELRIDロープツース)
- 熊鈴
- トイレットペーパー
- ゴミ袋
- マスク(山域による)
★補足★
【ファーストエイドキット】は、「鎮痛剤」「テーピング」「絆創膏」の3点のみです。キットの内容としては少ないと思いますので、これは各登山者の考え方による所が大きいと思います。
尚、鎮痛剤の種類には、「解熱鎮痛剤」と「消炎鎮痛剤」など種類があり、それぞれ得意とする効能が異なります。頭痛や関節の痛みに悩まれている方は、市販の鎮痛剤ではなく、専門医に処方された薬を持参される事をお勧めします。
▼登攀具
ロープ・ハーネス・カラビナなどの安全確保の装備は山行の内容によって、持参の有無や内容を変えています。
- ロープ(8.3mm30m)
- 安全環付カラビナ
- ATC
- スリング120cm
- ハーネス
- セルフビレイコード
完全に整備された登山道で、危険箇所が無いことが明確な場合は、ロープ類は持って行きません。
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雪山
雪山登山の装備は以下の記事で紹介しています。
まとめ
いかがでしたか。
今回ご紹介したテント泊の装備はあくまで私の場合の一例となり、スタイルは人により千差万別で「これが正解」というものはありません。
私がテント泊の装備選びで一つ基準としているのが、
「テント泊が”手段”なのか”目的”なのかということです。」
縦走が主たる目的であれば目的達成の為に装備は必要最低限に切り詰めますが、
逆にテント泊を楽しむ事が目的であれば、歩く距離は短くなるようにして、代わりに快適に過ごす為の装備を沢山持っていきます。
ただし一つ言える事は、「必要は装備は絶対に削ってはいけない」ということです。
これだけは絶対に間違えないように気をつけましょう。