山のあれこれ 装備について

ソーヤーミニで安心して沢の水を飲む「装備の軽量化にも貢献」

ソーヤーミニ 浄水器

山の中に流れる透き通るような沢の水、「飲みたくなるけれど、沢の水をそのまま飲む事には抵抗がある」という方も多いのではないでしょうか?

今回は、軽量コンパクトな浄水器「ソーヤーミニ」をご紹介します。

ソーヤーミニで軽量化対策「安心して沢の水を飲む」

ソーヤーミニとは

ソーヤーミニ 浄水器

「ソーヤーミニ」は、携帯性の浄水器です。

 

スペック

【重量】

浄水器本体(41g)
パウチ(19g)
合計60g

【除去できる物質】

バクテリア(コレラ菌、ボツリヌス菌、チフス菌、アメーバ赤痢菌、レンサ球菌、サルモネラ菌)

→99.99999%除去

微生物(ジアルジア、クリプトスポリジウム、サイクロスポラ)

→99.9999%除去

高機能な浄水フィルターでありながら、本体だけなら41g、パウチとのセットでも60gという超軽量性で、不要なものを極力持ちたくない登山においても全く苦になりません。

 

 

 

おすすめポイント「安心して沢の水が飲める」

ソーヤーミニ 浄水器

「沢の水だってそのままガブガブ飲むぜ!」という方には必要ありませんが、

沢の水を直接飲む事に抵抗がある方や、お腹が弱いなどには、ソーヤーミニはおすすめです。

 

暑い夏山などで、汗だくで歩いている時に透き通る綺麗な沢を見つけた時、飲みたくなりますよね?

そんな時にソーヤーミニで濾過をすれば安心して飲む事が出来ます。

 

また、積極的に沢の水を飲むことはなくても、途中で飲み水が無くなってしまうなどのトラブルが起きてしまった場合など、緊急時にも対応する事ができます。

 

 

おすすめポイント「軽量化に繋がる」

ソーヤーミニ 浄水器

ソーヤーミニという+αの装備品を持つ事で、結果的に装備の軽量化に繋げる事ができます。

 

水が最低限で済む

ソーヤーミニなどの浄水器を持っていれば、沢さえあれば水を補給する事ができるので、水を余分目に持つ必要がなくなるので、軽量化に繋げる事ができます。

 

ガスの節約

沢の水を安心して飲むには約1分煮沸しなければならいと言われており、ガスなどの燃料の消費も大きくなってしまいます。

(※実際には1分間も沸騰をする人は少ないとは思いますが、ある程度沸騰と、完全に沸騰とでは、殺菌効果と燃料の消費量は異なります。)

1泊2日程度であれば問題ありませんが、2泊3日以上の縦走時には大きな差となってきます。

もしも、ソーヤーミニなどの浄水器を持っていれば、お湯が必要な場合のみ、沸騰させれば良くなります。

実際に以下の内容で軽量化に繋げる事が出来ました。

【夏山】2泊3日(2人)
250缶→110缶(※フリーズドライなどの最小限の沸騰のみ)

【冬山】2泊3日(2人)
250缶2缶→250缶1缶(※ギリギリ)

 

Q&A

実際に効果はありますか?

濾過した水を顕微鏡で覗いたり、ドブの水レベルの超汚い水を濾過したりなどの極端な経験はありませんが、効果は十分にあると言えます。

 

雪山での実体験

私はお腹が緩い方で、雪山で雪を溶かした水(お湯)を飲むと、例え煮沸させていたとしても下痢をしやすいのですが、ソーヤーミニで濾過をしてからは、雪山で下痢をしなくなりました。

こんなに汚い雪の水も....

 

こんなに透明になります。

枝などの比較的大きなゴミは茶漉しなどで除去できますが、小さな砂などは浄水器でないと除去できません。

 

ソーヤーミニ

これは自宅に帰ってからソーヤーミニの濾過装置を洗った後の水ですが、これだけのゴミ(小石・塵・小虫)を除去していた事が分かります。

 

 

何回使用できるのか?

一般的な浄水器はフィルター交換が必要なタイプが多いですが、ソーヤーミニは自宅で洗浄する事ができるので、繰り返し使用する事ができます。

公式サイトによると38万リットルまで浄水可能となっています。

 

38万リットルってどれくらい?となりますよね。

 

例えば

毎週山で5リットルの水を濾過した場合

5L×4週×12ヶ月=240L(1年)

380,000L÷240L(1年)=1583年

ちょっと途方もない数字過ぎて良く分かりませんが、

とりあえず、コストパフォーマンスは最高ということですね。

 

 

濾過にかかる時間は?

実際に測定した所、100mlの濾過に約10秒かかるので、500mlで約1分といったところでしょう。

 

 

日本正規品と並行輸入品のどちらが良いでしょうか

私が購入した2022年時点のAmazonの価格で、

日本正規品が3980円

並行輸入品が2980円

でした。

物自体は同じで、説明書きが日本が英語かの違いでしたので、私は安かった並行輸入品を選びました。

 

箱の説明やインターネットで使い方は十分分かるので、日本語の記載がなくとも全く問題はありませんでした。

 

まとめ

ソーヤーミニ 浄水器

山に流れる透き通るような水は、汗が噴き出るような真夏でもとても冷たくで、ゴクゴクと美味しく飲めてしまいます。

しかし、近年は山に入る登山者も増えており、もしも上流で動物や人が排泄をしていた場合、サルモネラ菌などが混入している可能性も否定できません。

ソーヤーミニなどの浄水器を持参し、濾過をしてから飲む方が良いでしょう。

こんな方におすすめ

  • 沢の水を直接飲む事に抵抗がある人
  • お腹が緩い人
  • 雪山で水作りで雪の汚さにウンザリな人
  • 装備を軽量化させたい人

また今回は、浄水器の勧めのお話をしてきましたが、山の水には何が混入しているか不透明です。

浄水器を持ってしても完璧はありません。

絶対にお腹を壊したくないという場合は、しっかりと煮沸をしたり、水を担ぎ上げるなどの対応策が得策となります。

 

登山はリスク管理を楽しむアクティビィティとなります。

装備品の一つとして検討してみてはいかがでしょうか?

 

 

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