ジムニーにミニコン装着しました。
既にスロコンを装着しており、出だしのもっさり感も改善され、非常に満足しているのですが、もう少し馬力が欲しい!と思うようになって来ました。
最近はECUの書き換えが新型ジムニーにも浸透してきてはいますが、費用が7~8万と結構高い!
それに加えてガソリンがレビュラーからハイオクへと変更になるのは、昨今の燃油高騰の中では厳しい。
という事で、今更ながらミニコン装着しました。
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目次
【ジムニー】ミニコン装着でパワーアップ「ショウワガレージ」
購入した商品「ミニコン/ショウワガレージオリジナルセッティング(P00020)」
▼ミニコンとは?
まず最初に「ミニコンとは何か」について簡単にご説明したいと思います。
※ミニコンは別名サブコンとも呼ばれており、開発している会社より名前は異なります。
最近の車はエンジンルームに小型のコンピューターが搭載されており、燃料の出力を調整して発進や加速を行っています。そこに小型の装着を追加で装着し、燃料の出力量やタイミングを調整することで、エンジンのパワーアップを図るのが「ミニコン/サブコン」です。
▼ジムニーにミニコンが必要な理由
ジムニーは軽自動車の660ccという小型のエンジンでありながら、ラダーフレームという強固な本格クロカン車の骨格を採用している為、ボディの重量が重たくなり走行時には「重たさ」を感じてしまいます。
それに加えて、225/75R16などの大型のタイヤへの履き替えや、ルーフラックの装着などカスタムを加えることで更なる重量増加となるので、発進や加速時に不満を覚えるドライバーも多い事と思います。
そんな悩みを解決してくれるのが今回ご紹介する「ミニコン/サブコン」です。
購入した商品はこちら!!
【ショウワガレージ】
ジムニー JB64専用 ミニコン ショウワガレージオリジナルセッティング 専用取り付けステー付き
定価:23,320円(税込)
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今回装着したミニコンは、ショウワガレージ制のものですが、実際には「シエクル」のOEM製品となっており、その他の有名なカスタムショップからも同様の商品が販売されています。
- シエクル
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どこから買うか?ですが、正直どれを買っても大きな差はないと思います。
各ショップ毎にセッティングの味付けが異なるとは言われていますが、実際に乗り比べなければ分からないので、好みで決めてOKだと思います。
ショウワガレージのマフラーを装着しているので一応互換性を意識したのと、バッテリーボックスへの取り付けソテーが付いていたので、ショウワガレージから購入しました。
注意ポイント
ミニコンを装着する場合、インテークホース、マフラー、ECU書き換え等、その他の吸気系のカスタムとは併用が出来ないものがあります。
既にスープアップのカスタムをしている場合は、適合可否を確認してから装着するようにしましょう。
装着は自分で可能です!
エンジンルーム内の3極(写真上)と4極(写真下)のカプラーに配線をかましていきます。
カプラーを外しますが、外すのにちょっとだけ「ツメが折れないか」心配になりますが、落ち着いて外せば問題なく外れます。
外したカプラーとカプラーの間にミニコン用の配線を装着させます。カプラーへ装着する配線は4極と3極と分かれているので間違える事はありません。
横から見るとこんな感じです。それにしてもエンジンルーム汚いですね、また掃除します。
ミニコン本体への配線の装着は要注意です。
装着するカプラーの形状が同じなので指し間違いには注意しなければいけません。
ポイント
- ミニコンから伸びているコードも2本あり、長さが異なります。長い方が3極カプラー側となります。この辺りは取扱説明書に記載があるはずなので、十分に確認しましょう。
- カプラー装着後、ミニコン本体側のカプラーには必ず上記写真のように防水テープでのテーピングを行いましょう。これはメーカーの必須項目です。
配線と本体の固定が終われば、取り付けは完成です。
因みに、作業時間は箱開けから説明書を読んで、Youtubeで他の人の装着を見ながらの作業で、40分間くらいで完了しました。
モードの種類
ミニコンのモードはR1モード、R2 モード、オフの3種類になります。
ショウワガレージの公式サイトの情報によると、装着後のノーマルとの比較は以下の通りとなっています。
▼ミニコンのみの装着
・モードR1でトルク8.4%、パワー10.6%アップ
・モードR2でトルク7.8%、パワー14.5%アップ
▼ミニコンとLinksマフラー装着
・モードR1でトルク7.00%、パワー13.8%アップ
・モードR2でトルク13.3%、パワー17.5%アップ
R1とR2ではパワーの強弱が異なるので、走行する場所で使い分ける事が可能です。
個人的はR1は街乗り、R2は山道や高速道路で使用しています。
尚、説明書に載っている一般的な取り付け方法の場合、エンジンルーム内に取り付ける為、車内からモードの切替は出来ないので、停止中にエンジンルームを開けて行う必要があります。別途部品を追加すれば車内に本体を取り付ける事も可能なようです。
実際に使ってみた感想
それでは実際に装着して走行してみた感想を紹介していきますが、
早速結論から言いますと、
十分に効果を実感できます!
装着する前と後では別の車に乗っているような感覚にさえなります。
車両状態
- 新型ジムニーJB64(MT車)
- トーヨーオープンカントリー225/75R16のマッドタイヤ(5本)
- ルーフラック装着
- スロコンあり(ON/OFF検証済み)
それでは、もう少し詳しく説明していきます。
モード:R1
- 走り出し
スロコン・オフ:特に実感なし
スロコン・オン:軽快に走り出す - 時速30km〜
スロコン・オフ:車体が軽い印象
スロコン・オン:車体が軽くグイっと前に進み出す。 - 時速50km〜
スロコン・オフ:伸びが軽い印象
スロコン・オン:伸び良く、オーバートップへと時速60km
メモ
- セカンド発進がやり易い印象(エンジンとクラッチに負担がかかるので実際にはやっていません)
- ギアチェンジの際の減速によるガタガタ感が減ってスムーズに行える印象(※技術面ではなく体感的な話)
- 全体的に軽い登り坂であれば、以前はギアを一つ下げていた所を、そのまま進める印象。
モード:R2
- 走り出し
スロコン・オフ:R1に比べて車体がすこし軽い感覚があり、効果をすこし実感。
スロコン・オン:R1に比べて車体が非常に軽い感覚があり、効果を大きく実感。平面であればセカンド発進も無理なく可能。 - 時速30km〜
スロコン・オフ:車体が軽い印象
スロコン・オン:車体が非常に軽い実感。4速までスムーズに繋げる事が可能。 - 時速50km〜
スロコン・オフ:伸びが軽い印象
スロコン・オン:伸びが良く、アクセルを強く踏み込まなくても60kmへと移っていき、その後のオーバートップでの加速もスムーズに行える。
メモ
- R1に比べて非常に軽やかに進む為、街乗りではオーバースペックに感じる程。
- 時速90~100kmでの走行でも無理なく進む為、長距離運転が楽になる、
ここで注意!
既に述べた通り、ミニコンの装着でパワーアップは確かに感じる事が出来ます。
しかしながら、ジムニーはJB64以降、電子スロットルが採用されたことで、アクセルのレスポンスが悪くなり、もっさり感が満載の為、ミニコンだけの装着では効果を十分には実感し難いかもしれません。追加費用はかかりますが、スロコンとの併用を強く推奨します。
Q&A
燃費の変化
軽く走ってみて、センターコンソールの表示を見ている感じの印象は以下の通りです。
燃費を維持したい場合
→不必要な加速をしなければ、十分に可能
燃費を改善したい場合
→必要以上の加速をしなければ、可能ではある。
一般道においては、信号が青になってからの発進で他の車に遅れをとるような場面はとても減りますし、坂道でも力強く登ってくれます。
高速走行に関しても、高燃費を目指すには80km走行が限界でしたが100km走行でも80km走行時と同じ燃費を出す事が出来ています。
このように、ジムニーのモッサリやパワー不足を補う程度の使用に留めれば、燃費の維持は十分に可能ですが、パワーアップした嬉しさで過剰にアクセルを踏んでいると燃費はどんどん悪化してしまいます。
「自分はそんなことしない」と思っていても人と言うのは慣れてしまうもので、ついついアクセルを踏んでしまいます....。
ですので、ミニコンを装着することで燃費の改善を希望する場合は、発進や加速時をより一層丁寧にすることを心掛けが求められます。
スロコンとサブコンのどちらを先につけるべきなのか?
これに関してはスロコンの記事でも言ったのですが、
スロコンとミニコンの違いを超ざっくりと説明すると、
- スロコン=アクセル反応を良くする
- ミニコン=パワーが少し上がる
という感じです。
ということで、
どちらか一つを先につけるという事であれば、
「スロコンを先につけた方が、より実感しやすい」と思います。
装着後、暫くすると元の状態に戻る?
ネット上では
「ミニコン/サブコン」を装着しても、効果を実感するのは最初の内だけで、暫くすると本来のECUが学習して元の状態へと戻そうとするので、暫くすると効果が無くなる。
という意見を偶に見かけますが、私の場合、装着から約2年が経過しましたが、パワーダウンのような現象は起こっていません。
- 噂がデマなのか
- ショウワガレージのセッティングが良いのか
- シエクルのハードが優秀なのか
真偽の程はよく分かりませんが、とりあえず有名なメーカーでジムニー用の物を買っておけば問題はないと思います。
敢えていうとするならば、パワーアップした走行に人間の感覚が慣れてしまっているのではないでしょうか。
ECUの書き方とどっちが良いか?
エンジンのパワーアップとして、悩むのが「ミニコン/サブコン」か「ECUの書き換え」のどちらにするべきか?でしょう。
超完結にまとめるとこんな感じです。
- 費用:ミニコン>>ECU書き換え
ミニコン:約23000円
ECU書換:約55000円 - 効果:ミニコン<<ECU書き換え
ミニコン:メインコンピューターに+αの効果
ECU書換:メインコンピューター事態の書き換え
- 手続:ミニコン>>ECU書き換え
ミニコン:自分で取り付け可能(約30分)
ECU書換:ショップにECUを送る
昔はジムニーのECUの書き換えは燃料がハイオク仕様のみでしたが、最近はレギュラーガソリン対応のモデルも増えてきました。
私もECUの書き換えはやりたいですが、費用が5万円越えと高価な為、なかなか踏み出せません。
予算が許すなら検討の余地もあると思いますが、レギュラー仕様よりもハイオク仕様の方が効果が大きいようですが、昨今のガソリン価格の高騰を考えると、難しいのが実情ではないでしょうか。
まとめ
スロコンを装着してモッサリ感を解消して、非常に満足していましたが、パワーがもう少し欲しいと思っていた所にミニコンを装着しました。
結論、効果はあります。
そして、つけ加えるなら、スロコンとの併用が断然おすすめです。
その方が、ミニコンのパワーアップをより一層実感出来ると思います。
こんな方におすすめ
- プチカスタムをしたい人
- パワーUPさせたい人
- スロコンだけでは満足できな人
- ECUの書き換えは高くて手が出せない人
購入した商品
ショウワガレージ ジムニー JB64専用 ミニコン ショウワガレージオリジナルセッティング 専用取り付けステー付き
定価:23,320円(税込)
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