ジムニーは本格的なオフロード車として、不動の地位を築いており、カスタム用品も豊富な事から、街中では個性豊かはジムニーを目にする事も珍しくありません。
しかし、残念なことに中にはルールを無視した、ちょっと「悪質なジムニー」も目撃する事もあります。
今回は、「迷惑なジムニー乗り」にならない為に、注意すべき点をお話していきます。
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これはヤバい!「迷惑なジムニー乗り」皆さん気を付けましょう
車検は守りましょう。
ジムニーユーザーにとっては、
「カスタム」は生き甲斐の一つ
と言っても過言ではありません。
一度やり始めると、「あれもやりたい」「これもやりたい」と欲望が尽きる事はありません。
そして、一定の所でブチ当たる問題が「車検」です。
特にJB64は軽自動車としての規格の限界がある為、フェンダーやタイヤサイズなど色々と制限があります。
ところが街中では、どうみても車検に通らないであろうジムニーを見かける事も珍しくありません。
これは駄目
- 明らかに車検違反なフェンダーを装着していたり、
- 明らかにサイズオーバーな大きすぎるタイヤを装着していたり、
- 薄すぎるバンパーを装着していたり、
- 爆音すぎるマフラーを装着していたり、
「車検の時だけ交換すれば良い」というのは違うでしょう。
このような違反車両が横行していると結果的に法律が厳しくなる要因にもなります。
カスタム車という素晴らしい車両に乗るからこそ、マナーを守って紳士的に乗りこなしたいものです。
林道は通行可能か確認しましょう。
ジムニーに限らず、クロカン車に乗っていれば林道などの整備が行き届いていない道を走破してみたくなりますよね。
私も登山で色々な林道を歩きますが、
「ここジムニーで走ったら気もいいだろうなぁ」と思うことは多々あります。
しかし、林道といっても、林業の為の作業道であり、個人の所有地となっている場合も珍しくありません。
行動から外れているような場合にもは無闇に立ち入らず、事前に確認をするようにしましょう。
また、公道であっても冬季や台風通過後など路面状況が思わしくない場合は、「通行止め」となっていることもあります。
「自分の車は大丈夫だから」とゲートを開けて無理やり通行するなどの行為は止めましょう。
騒音トラブルにならないように
ジムニーを本格的にカスタムされる場合、マフラーを交換される方が大半だと思いますが、ここで気をつけたいのが騒音問題です。
まず大前提として、「自分がカッコいいと思っている音も、他人からしたら迷惑でしかない」という事です。
マフラー音はこんな感じです
思っている以上にうるさい可能性があります....
実際に検証してみましたが、屋外でのエンジン音は隣家の屋内にまで響いています。
マフラーを交換することで音量だけではなく、低温も強化されているという事も注意しなければいけません。
特にエンジン始動直後や、エアコン使用中などはアイドリングが高くなることがあり、より一層大きな音となります。
出発地ではエンジン始動後は直ぐに出発し、目的地では到着後は直ぐにエンジンを切るようにしましょう。
石ころは飛ばないように
MTタイヤなどの溝の深いタイヤを履かせている場合、溝に小石が詰まることが良くあります。
問題はこの小石が走行中に外れて、周囲の車や歩行者の方向に飛んでいく危険性があるという事です。
(走行中に「カン!」という音が鳴って車の下部に石が当たる音は聞いたことがあると思います。)
特に砂利道や林道などを走った場合は、要注意です。
走行後、公道を走る前にタイヤに石が詰まっていないか確認するようにしましょう。
また、本格的オフロードコースを走って、車に泥など多量に付着している場合も、しっかりと落としてから行動を走るなどのマナーが求められます。
眩しすぎる
「あなたのジムニーのヘッドライト、前方の車からしたら、眩しいかも知れませんよ。」
これは意外と見落としがちなことなんですが、リフトアップをして車高が上がっていると、それに伴いヘッドライトの届く角度も変わってきます。
前方の車との車間距離によっては、めちゃくちゃ眩しく感じる場合があります。
前方の車からしたら、「ハイビームやめろや!」って思っているかもしれません。
この点に留意して走行するようにすれば、より紳士なドライバーとなれるでしょう。
まとめ
ジムニーに乗らない人からすると、
「悪質なジムニー」も「マナーを守ったジムニー」も一括りに捉えられやすく、
悪質なジムニーを目撃した人からすると、
「ジムニーってガラが悪い」という風に車種全体への社会的印象へと繋がりかねません。
そして、カスタムしている車というのは、人の目に留まりやすいという点にも留意しておかなければいけません。
カスタムジムニーという素晴らしい車に乗っているからこそ、しっかりとマナーを守り、安全で快適なジムニーライフを送りましょう。