登山は私の大好きな趣味ですが、偶に「面倒だなぁ」と思う瞬間があります。
それでは、早速見ていきましょう。
【登山歴6年】登山をしていて「面倒だなぁ」と思う瞬間6個
その1:後片付け
当たり前ですが、登山に出掛けたら、帰宅後の後片付けが必要です。
夏の日帰りであれば何も問題ないのですが、冬のテント泊ともなるとと、荷物の種類も量も多いので、後片付けが物凄く面倒(大変)なんです。
- ウェア...
- ギア...
- テント...
- 寝袋...
雨や雪の後は、装備が水分を吸っているので、早めに乾かさないと劣化を早めてしまいます。
アイゼンやピッケルなんかは早くメンテナンスしないと、数日であっという間に錆が広がってしまうので、要注意です。
殆どの人がそうだと思いますが、帰宅した翌日は仕事です。なかなか、後片付けの時間が取れないですよね。
下山後の数日間は、部屋の中はぐちゃぐちゃのままという事も多いです。
何が大変って、ワンルームマンションなんかの場合、足の踏み場がなくなるんですよ。
幸い、山用品は速乾性に優れているものが多いので、晴れていて風さえあれば、結構な水分を含んでいるものでも乾くのは早いんですが、下山後、下界が雨だったりした場合は、、、最悪です。
その2:団体への挨拶
いや、勘違いしないで下さい。挨拶は大切なことですし、私もしっかり挨拶はするようにしています。
ただ、10名を超えるような団体とすれ違った際に、偶に礼儀正しく全員が挨拶をしてくれる時があるのです。
向こうは1人1回挨拶をしているだけですが、こちらは人数分挨拶をする事になります。
偶に20人規模の時とか、もう息切れですよ。
勿論、その場合は会釈を交えて3~4人に1回くらいの声出しにさせて貰ってます。
とは言え、団体の中には「自分は参加者だから挨拶しなくてよい」と思い込んで、顔も上げない人もいるので、全員が挨拶をしようとするのはマナーの行き届いたとても良いグループだと思います。
その3:富士山への質問
これも、ちょっと語弊があるタイトルになりましたが、
登山をされている方、こんなシチュエーションになった事はありませんか?
▼パターンA
知人:「普段、趣味は何をされていますか?」
ぼく:「山登りをしています」
知人:「へぇー、どんな山を登るんですか?」
ぼく:「信州の槍ヶ岳とかご存知ですか?」
知人:「.....いや、ちょっと分からないですけど、富士山とかは?」
ぼく:「.....(富士山登ったことない)」
▼パターンB
知人:「普段、趣味は何をされていますか?」
ぼく:「山登りをしています」
知人:「へぇー、どんな山を登るんですか?」
どんな登山をやっているか説明
知人:「じゃあ、富士山とか余裕ですよね」
ぼく:「.....(富士山登ったことないから、なんともコメント出来ないなぁ。)」
これは決して富士山を馬鹿にしているとかではないのですが、本格的な山登りをしている人で富士山に登ったことのない人って結構多いんですよね。
(※もう一度言いますが、決して富士山を馬鹿にしているとかではないです。僕みたいに人が多い所が苦手な場合、富士山の人の多さはを思うと登りたいとは思わないだけです。閉山後などの人が少ないタイミングであれば登ってみたいですね。)
山登りをしない人からしたら、山の名前なんか知らないのは当然ですし、日本人の誰もが知っているのは「富士山」ですから、会話の中で富士山のワードが出るのは至極真っ当なことだと思います。
ただ、どう返したら良いかが分からなくなる時があります。
その4:アイゼンを研ぐ作業
山に登っている間だけではなく、準備をしたり、ギアと向き合う時間も登山の醍醐味の一つではあるのですが、アイゼンを研ぐ作業は面倒でしかありません。
アイゼンは雪上を安全に移動する為に足に装着する金属の爪で、使用後は爪が丸くなるので、定期的に研ぎ直しが必要となります。
▼アイゼンのメンテナンスの手順
- 帰宅後、洗って乾かす
- 金属ブラシで錆を落とす
- 鉄ヤスリで爪を研ぐ
- シリコンスプレー等で防錆処理をする
※シリコンスプレーを屋内で行うと、部屋の床がツルツルになって滑りやすくなるので注意しましょう。
鉄ヤスリなどで、ゴリゴリと研いでいくのですが、これが大変。
闇雲に研げば良いというものでもなく、研ぐ角度やヤスリを動かす方向など色々と考えないといけない事も多く、また研ぐ際に結構な量の鉄粉が落ちるので吸い込んだら大変です。
そして何よりも音です。"ゴリゴリ"と結構な音が出るので、賃貸マンションなんかだと苦情が出ないかヒヤヒヤします。
グラインダーで手っ取り早く研ぐ方法もありますが、刃を痛める原因となるので推奨されていませんが、滅茶苦茶時間の短縮にはなります。
その5:天気予報に一喜一憂される
これも"登山あるある"かと思いますが、登山計画を経てはいいが、天気予報に一喜一憂されている方も多いのではないでしょうか。
数日前から天気予報を毎日チェックして、週末に近づくにつれて雨予報に変わってテンションDOWN。
前日なんかは1時間毎に予報が変わってないか更新し続ける.....
「雨でも計画通りの山行を行う」という方も一定数居られるとは思いますが、多くの方は雨であれば登山は中止とすることが殆どでしょう。
また、GWや夏休みなどの長期的休みは、大きな山行計画を練ることが多いですが、こんな時に限って大雨などの荒天となることが多くて、折角の連休が台無しとなったりします。
出来る限り精度の高い天気予報を利用していれば、雨が降るまでに安全圏に降りたり、一瞬の晴れ間を狙ったりも出来るので、日々情報収集が日課になっています。
その6:腹痛
山の中にいる時に限って「催す」という経験、ありませんでしょうか?
ちょっと露骨な事を言いますと、
- 普段"便秘"の人が、山で体を動かすとその刺激で便意を催す
- 雪を溶かした水を飲むと、お腹を壊して下痢をする
などなど、同じような経験がある人も多いのではないでしょうか。
トイレの場所を探すということも勿論大変なのですが、やはり一番危険なのは「下痢」です。
下痢をすると、体内の水分が多量に失われてしまうので、体力切れを起こす要因となってしまいます。
普段からお腹を壊しやす人は、
- 沢の水は直接飲まない
- 雪から水を作る場合は、煮沸を長めにする
などの対策が必要となります。
とにかく、登山の最中にお腹を壊した時は、テンション駄々下がりになります。
その7:靴紐が緩んだ瞬間
歩き始めの前に、踵をコンコンして、靴紐もしっかりと結んだ!
その筈が「歩き始め5分くらいで靴紐が緩んできた!なんで!?」なんてことはないですか?
歩行中に靴紐が緩んだ瞬間って、めちゃくちゃ面倒臭くんですよね。
止まって結び直せばいいだけのことですし、最初から結び方に一工夫すれば緩みにくくも出来るんですが、緩むときは緩むんです。
夏ならまだマシですが、アイゼンとゲイター履いてる時なんかに靴紐が緩むと結び直しに一手間かかるので、ウンザリします。
番外編
日焼け
日焼け止めを塗っていれば、解決する問題ではあるのですが、塗りが甘かったり、塗り忘れなどがあると、凄まじい日焼けをしてしまうことがあります。
日焼けをすると、肌が痛いだけではなく、皮がペリペリと捲れて見た目的にもちょっとアウトな状態になる時があります。
関節痛
これは人によって分かれる所ですが、膝・腰・股関節などを痛めやすい人は要注意ですね。
山行の内容や強度によって症状の有無は異なりますが、一度痛めると数日から長いと数週間痛みに悩まされることがあります。
霜焼け
これも人によって分かれる所ですが、冬の時期になると「霜焼け(凍瘡)」になります。
寒い雪山から帰ってくると霜焼けが重症化して、耐え難い痒み(人によっては痛み)に襲われます。
飲み薬と塗り薬で症状は軽減されますが、春頃まで悩まされる問題です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
"登山あるある"も幾つかあったのではないでしょうか。
面倒とは言っても、山の楽しさに比べれば屁でもない事なので、気にせずに今後もガンガン山に行きたいと思います。