山の美学

超 運動音痴の僕が登山を続けられた「2つの理由」

私は学生の頃は"超運動音痴"で、体育の成績は5段階中の2でした。
そんな私が山に出会い、今では厳冬期の北アルプスにまで足を運ぶ様にまでなった。

今回は、運動音でも「登山には無限の可能性が広がっている」という話をしたいと思います。

運動音痴の僕が登山を続けられた理由

学生自体は超運動音痴だった

トレーニング冒頭でも書きましたが、私は学生の頃は"超運動音痴"で、体育の成績は5段階中の2でした。
走るのも球技も全部ダメで、球技大会とかはもう苦痛レベル....

 

そんな私が社会人になり、ふとしたハイキングをきっかけに山に出会って、どハマりした。

学生時代はクラスで最下位だった僕が、今では厳冬期の北アルプスに足を運び、
雪を掻き分けて頂きを目指し、真冬の槍の穂先から雪を纏った山々を見つめている。

 

登山って素晴らしい

南岳西尾根2022年5月

身体を動かす事自体にコンプレックスがあったけれど、山に出会ってからは大きく変わった。
下界でのトレーニングも楽しいし、やらない日が続くと罪悪感を感じるほどだ。

「好きな物に出会って、伸び伸びと活動出来る環境にいられると、人はこんなにも変われるんだ。」
と、登山をやっていると実感する。

 

身体を動かすアクティビティで、私程の運動音痴の人がゼロから始めて、これ程の伸び代を見出せるジャンルはそうそう無いのではないだろうか。
勿論、山や日常でのトレーニングは欠かさず、日頃の食生活にも気を配り、講習会にも参加したりなど、自分なりに努力してきた結果ではあるが。

 

私が登山が素晴らしいと思うポイントは、
「登山は基本的に"自分自身(+山)"と向き合う事が求められる」というところだ。

誰かと競う必要も、チームメンバーに気を使う必要も無い。

 

自分と山、ただそれだけです。

 

 

厳冬期 奥穂高岳(涸沢岳西尾根)2022年1月

目標とする山行が成功するかどうかは自分がどれだけ努力してきたか。
唯一他の敗因があるとすると、それは自然環境の影響のみ。

努力すれば必ず成功するとは限らないが、努力しなければ成功はしない。
だからこそ、成功した時の喜びは言葉では言い表せないほどに大きい。

 

「僕でもこんな世界が見れるんだ」と昔の私を励ましたいです。

登山は自己肯定感を大きくしてくれる所も、登山を辞められないポイントの一つです。

 

まとめ & 大切なこと

厳冬期 奥穂高岳(涸沢岳西尾根)2022年1月

今回の記事では「運動音痴でも登山が出来る」という旨の内容をご紹介しましたが、最後に言っておかなければい事があります。

それは「山の中には素晴らしい世界が待っていますが、それと同時にとても危険な世界です。」という事です。

運動が得意でも苦手でも、登山としての正しい知識が無ければ、安易な入山をしてはいけません。

 

私自身も、運動音痴というマイナス値を考慮したとしても、相当なトレーンングを積んで今の領域に達しています。
今現在も、日々努力を欠かしていません。

 

努力した事が報われるのが山の素晴らしさですが、同時にほんの一瞬で容赦無く全てを奪い去っていく恐ろしさもあります。
正しい知識で山に向かい合えば、素晴らしい世界が広がっているのだという事を覚えておいて下さい。

 

怪我や遭難を起こさない様、安全に気を配り出来るだけ長く"登山"を続けていきたい。

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