この夏はスケジュールが全く合わず、実に2ヶ月振りの登山となった。
久しぶりの登山は安定の比良山系へ。
今回は、大津ワンゲル道から釈迦岳に行って来ました。
▼関連記事
【山行記録】比良山系「大津ワンゲル道」から釈迦岳へ / 2022年8月29日
ルート
2022年8月28日(日帰り)
イン谷口〜大津ワンゲル道〜釈迦岳〜一般道〜イン谷口
アクセス
イン谷口の釈迦岳側の駐車場に駐車。
大津ワンゲル道の登山口も、釈迦岳側の駐車場の下部(標高267m)にある。
天気
【標高の低い所】
→無風で暑い
【標高の高い所】
→風が強く肌寒い
8月の下旬となり、1,000m級の低山でも季節の移ろいを感じました。
登山道の状況・危険個所
■大津ワンゲル道
崩落箇所などはありませんが、大津ワンゲル道は「難路注意」の表記があります。
実際、細い尾根道や、急勾配を岩や木の根を掴んで登るような箇所が連続します。
一定以上の登山を経験していれば問題のない範囲ですが、登山初心者などは十分に注意して下さい。
1日目:イン谷口〜大津ワンゲル道〜釈迦岳〜一般道〜イン谷口
大津ワンゲル道の駐車場は、釈迦岳側の駐車場の下部(標高267m)にあります。
登山ポストもありますが、登山届の用紙は切れている場合もありますので、事前に書いて持参するかネットなど予め提出しておくことをおすすめします。
登山届は必ず提出しましょうね。
登山口から入山すると、直ぐに木製の橋があり対岸へ渡ります。
暫くは樹林帯の中を黙々と登っていきます。
一部、一見ルートが分かりにくい所がありますが、しっかりと見ればテープもあるので見落とさないようにしましょう。
標高465m付近までは、基本的になだらかな登が続きます。
迷いそうな所にはしっかりと目標があるので、基本的に迷うことはありません。
大きな岩を過ぎると、古い石垣が出始めます。
私はこの日、快調に歩けた為、登山口からこの地点まで1時間で到達しました。
先程の大岩と石垣を過ぎると、程なくして尾根に上がります。
ここで、初めてのビューポイントで、琵琶湖が見えています。
(因みにここは、レスキューポイントになっています。)
このあたりから、尾根状を歩いていきますが、岩や木の根が混在していますので、足元に注意して下さい。
尾根を進んでいくと、雄松山荘道出合(標高:666m)を通過します。
(写真2枚目の左側が雄松山荘道、右側がイン谷口方向となります。)
雄松山荘道は地図や地形図によっては載っていない場合があるので、通行される場合はご注意下さい。
その後も、エキサイティングな道が続くので、楽しみながらも、注意して進んでいきましょう。
通称「イチョウガレ」はこのルートでの難所となります。
近くによると木の根など、掴む所は随所にあるので、落ち着いて登れば問題はありません。
但し、雪が積もると雪壁と化して別次元の難易度となるので、積雪期の安易な通行は大変危険です。
急斜面が2~3回ほど続きますが、落ち着いて登れば問題ありません。
降りの場合は、面倒くさがらずにバックステップで降りた方が安全かと思われます。
もう一度言いますが、雪が積もると雪壁と化して別次元の難易度となるので、積雪期の安易な通行は大変危険です。
イチョウガレを過ぎると、程なくして通常ルートに合流します。
ここから釈迦岳までは10分ほどです。
釈迦岳に到着です。
釈迦岳はあまり展望がないのが少し残念ですが、大津ワンゲル道でエキサイティングな体験をしたので、十分です。
イン谷口から2時間30分で到着しました。
(慣れていない場合、もう少し時間がかかると思います。)
この日は強い風が吹いており、休憩するには寒かったですが、薄手の上着を羽織って木の影で休憩します。
サーモスのお湯を注いで、3分間待ちます。
因みに、サーモス(大)では、BIGサイズのカップラーメン2つ分は足りないようで、私のカップヌードルはドロドロになりました。
下山は通常ルートからイン谷口に帰路に着きます。
右側の釈迦岳から降りてきました。
1日お疲れ様でした。
まとめ&感想
今年の夏は色々なことが重なり、なかなか山に行けない日が続いていた。
今回、2ヶ月振りの登山ということもあり、安定の比良山系へ行ってきた。
久々の登山で、ロング山行やテント泊は少々荷が重い。
とはいえ、武奈ヶ岳は何度も登っている。
ということで、人が少なくて、エキサイティングな体験が出来る「大津ワンゲル道」をチョイス。
登山自体は久々だったが、日頃のトレーニングだけは欠かしていなかったので、気持ちよくサクサクと歩くことができ、結果的に標準CTの8割ほどの時間で釈迦岳の山頂に立つことが出来た。
山頂は比較的強い風が吹いており、すでに秋の気配を感じさせていた。
もう山の中に煮えるような暑さは消えているようだ。
過ごしやすい季節がやってくるが、その分朝晩はグッと冷え込むだろう。
夏山ではなく、秋山としえ捉えて、装備の選定をしていきたい。