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30代女性がガチ登山をやっている本音「女性目線でお話します」

私は30代に突入したごく普通の女性ですが、登山は夏の里山ハイクから厳冬期の北アルプス、たまにクライミングも...どちらかと言うと「ガチ系?」で活動させて頂いています。

今回は女性だからこそ抱える問題など、女性目線での感想をお話ししていきたいと思います。

(※この記事は妻である私が執筆させていただきました。)

30代女性がガチ登山をやっている本音「女性目線でお話します」

その1:「男性と比べて、体力に絶対的な差がある」

女性と男性では骨格の違いから、どれだけ努力しても、男性と同じ体力にはなれません。

私はパートナーである夫と日々トレーニングに励んでおり、夫と同等(気持ち的にはそれ以上)のトレーニングメニューをこなして頑張っていますが、男性である夫と同じ体力レベルになることは叶いません。

それぞれが自身の役割を理解し、互いに協力し合い、チームとして総合力があればそれで良い。」確かにその通りです。
男女が同等である必要はないと分かってはいるけれど、正直何だか悔しい!!

これまで何度か〝パートナー(夫)に連れてきてもらっているのだろう〟という目で見られているなと感じたことがあります。
心の中で「一応、私は夫のザイルパートナーなのですが!!」とひそかに呟いています。

本格的な登山をやっている身として、少しでも男性と同じレベルに近づけるように、もっと頑張っていこうと思います。

 

その2:「お花摘みに気を遣う」

槍穂高完全縦走4日目(南岳~大喰岳~槍ヶ岳~槍平~新穂)

生理現象の一つである「キジ打ち」や「お花摘み」ですが、女性の場合、男性よりも人一倍気を遣います。
別にこれは「女性だから羞恥心がある」という意味ではなく、男性よりも時間がかかりますし、体勢的にも安定した場所が必要となります。

樹林帯の中などであればさほど問題はありませんが、稜線上でもよおした場合、やっぱりちょっと大変です。

  1. 登山道上でないこと
  2. 安全な場所であること
  3. 人が途切れた瞬間であること

この3つの条件をクリアしなければいけません。

例えばですが、場所によってはハーネスを着用することもあります。加えて3,000mの稜線上ともなると、足場や体勢などの安全確保が結構大変です。

厳冬期 奥穂高岳(涸沢岳西尾根)2022年1月

もしも、こんな場所で"もよおしたら"....大変ですよ

 

 

 

その3:「山ガールという言葉が実は嫌!」

厳冬期槍ヶ岳 中崎尾根〜西釜尾根

「山ガール」という言葉は今ではちょっと古い言葉になった印象ですが、最近は「○○女子」という表現が流行っているのか「登山女子」「大人女子」という言葉も耳にしたりします。

登山の総人口からみると男性が圧倒的に多く、その中に女性が混じっていると、こういう特異な言葉が生まれるという社会現象は理解できます。
キャッチフレーズ的な意味で使われているというのも理解していますが、登山に本格的に取り組んでいる者としては、ちょっと違和感を感じてしまいます。

私が思う山ガールの定義として「ウェアや装備に関して、実用性よりもをファッション性を重視し、安全面に問題のある登山者」を指しています。

 

この「ザ・山ガール」ですが、まだまだ山の中で見かける事があります。
ハイキングレベルの山域であれば個人の自由でOKだと思うのですが、岩稜帯や残雪期のアルプスでも見かける事があります。

この様な人達も含めて、全てを一括りに「山ガール」という総称で呼ばれるのは、正直嫌!なんです・・・。
あくまで個人的な意見ですが、特にアルプスなどでは命懸けで山に登っているわけで、本当に必要なのは、機能性や実用性のある装備だと思います。


ここからは余談ですが。

ばっちりメイクをして登っている女性を見かけた事はありませんか。思いのほか結構いらっしゃいますが、登山しに来ているのにそこまでのメイク、する必要あるかなー?と・・・疑問に思います。

念の為に補足しますが、メイクが駄目という意味ではありません
メイクは完璧だけど、服装や装備が明らかに不十分という人に対しては、「山の中で優先すべきは安全面であり美貌が一番ではない」と思っています。

あと、「香水がキツすぎる人!」あれは同じ女性から見ても迷惑ですね。真夏とかだと汗だくになれば女性だって汗臭くなるので、それが嫌で香水を付けたくなる気持ちは分かりますが、限度があります自然の情景を破壊するレベルの匂いはやり過ぎです。

真剣に登山に取り組んでいる女性ほど、ナチュラルメイクという方が多いように感じます。ちょっと違いますが、ある意味で軽量化にもなるかも!?

 

その4:「生理の日が色々と面倒」

女性である以上は仕方ありませんが、その日と登山日が重なったらもうとにかく憂鬱!!
かと言って、前々から立てていた計画だったり、天気が良いと分かっている場合は行かないという選択肢はどこにもありません。

何が面倒かというと・・・

  1. 【衛生面】シャワーが浴びられない→かぶれる
  2. 【肉体面】貧血気味になる→力が出ない
  3. 【精神面】弱気になる→自分に負けそうになる

例外を除いて、基本的に山の中にシャワーなどはありませんし、貧血気味だといつもの様なパワーは出せません。

そこに追い討ちをかけるがごとく、自分との闘いが待っています。

 

「身体が限界、もうこれ以上歩きたくない!このまま下山したい。」

「いや、そんなことしたら、今日の為にトレーニングしたり、準備してきた事が無駄になる・・・。交通費も往復2万円はかかってるし!!」

こんな感じで、心の中で葛藤しています。最終的には打ち勝ちますが、非常に疲れます。

 

 

その5:「日焼けに気を遣う」

2019.11比良山系北部縦走

これは人によりますし、男性だって日焼けは身体的にも良くないので、誰もが抱える問題ではあるのですが、女性は特に〝シミ・そばかす〟が年を取ると出やすくなります。何よりも、皮膚ガンになる危険性があると聞いたことがあります。

夏季の稜線や冬季の照り返しなどの紫外線は非常に強力で、特に気を付けなければいけません。

数年前の話ですが、

夫が夏山登山中に暑いからと半袖で登り始め、3時頃テント場に着いて腕を見てみると、何となく既に赤みがかっているような・・・。
下山した直後くらいから「やばい、ヒリヒリしてきた!」と言い始め、家に着いた頃には真っ赤に腫れていました。次の日、服の袖が擦れるだけでも激痛だったようで、あまりの痛さに「皮膚科行く!!」と言い出しました。

医師の診断は、れっきとした〝ヤケド〟とのことで塗り薬をもらいましたが、完治するまで結構かかったのを覚えています。
さすがに懲りたようで、今では暑くても薄手の長袖で登っています。

夫の有様を目の当たりにしてから、一層日焼け対策に気をつけるようになりました。皆さんも気をつけて下さいね。

 

まとめ

厳冬期 奥穂高岳(涸沢岳西尾根)2022年1月

いかがでしたでしょうか。

今回は女性目線で感じることを5つご紹介させていただきました。
「あるあるー!」と共感いただけるものはありましたでしょうか?

また、女性目線の記事も書いていければ良いなと思っていますので、また次の記事でお会いしましょう!

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