2月23日、厳冬期最後の連休に福井県にある日本百名山「荒島岳」に行ってきました。
最強寒波襲来中でしたが、山の中は比較的良い天気となりました。
関連記事
【山行記録】厳冬期 荒島岳「勝原登山口からピストン」/ 2025年2月23日(百名山)
ルート
2025年02月23日(日)
- 勝原登山口
- リフト終点跡地
- トトロの木
- 深谷ノ頭
- シャクナゲ平
- 荒島岳
同ルートを往復
天気
晴~霧~小雪~曇り
アクセス
中部縦貫道の開通により、勝原ICから200mに駐車場があります。
トイレや靴洗い場がありとても便利ですが、冬季は閉鎖されています。
電話BOXが登山届けの場所となっています。
冬季も人気の山の為、多くの登山者が訪れていますが、車が止められないという事はないと思います。
天気
曇りのち晴れ
登山道の積雪状況・危険個所
駐車場〜シャクナゲ平
駐車場(登山口)で既に膝下程度の積雪ありで、終日雪が途切れる事はありませんでした
シャクナゲ平まで特に危険箇所はありませんが、降雪直後のラッセルは厳しいものになりそう。
※この日は幸い先行者のトレースがあり助けられました。
シャクナゲ平〜荒島岳
シャクナゲ平以降は、「もちが壁」の斜度は雪が多いお陰で、逆に斜度が緩くなっていて特に問題はありませんでしたが、この手前でアイゼンに履き替えておく必要があります。タイミングに困る場合はシャクナゲ平を下ったコルで履き替えると良いでしょう。
稜線上には大きな雪庇が発達している為、近寄り過ぎないように注意が必要。ホワイトアウトの危険性もある為、撤退の判断は早めに行うようにしましょう。
また、雪解けが進むと大きなクラックが起きる事もあるので、重ねて注意が必要です。
山行記録:勝原登山口~シャクナゲ平~荒島岳
勝原登山口~シャクナゲ平
勝原登山口の駐車場には2時30分に到着。この時点で車は2台、出発時の朝7時の時点では合計8台ほどになっていました。
この日は「最強寒波」の襲来中で吹雪の中車を走らせてここまできました。
天気予報通り朝には天気が回復してくれて良かったです。
既に先行者のトレースが付いています。
周りの山も綺麗に見えています。
スキー場跡地の上部から樹林帯を黙々と登って行きます。
標高が上がると木の上の雪も多くなってきました。
トトロの木や深谷ノ頭など、途中途中に通過ポイントはありますが、全て雪で埋もれています。
急な斜面となだらかな斜面が交互に現れるので、快適に標高を上げる事が出来ます。
急登を一登りすればシャクナゲ平に到着です。
シャクナゲ平~荒島岳
眼下には素晴らしい景色が広がっています。
稜線は霧に包まれています。
シャクナゲ平から少し下ります。
ガスが出たり、晴れたりの繰り返しです。
もちが壁は雪のおかげで、特に何ということなく登る事が出来ました。
途中でアイゼンに履き替えましたが、事前に履き替えておく方が良いでしょう。
高度感抜群の絶景。
主稜線もガスが切れてくれると良いのですが。
樹木がモンスターになっていま。
ガスが晴れてきました!
真っ白の最高の稜線です。
とはいえ、大きな雪庇が随所に発達しているので、注意が必要です。
アップで見るとこんな感じです。
ホワイトアウトになると進む方向を間違えて、雪庇を踏み抜く危険性があるので、悪天候の時は撤退の判断は慎重に行うようにしましょう。
もう少しで山頂です。
荒島岳(1523m)!
山頂の祠は雪の下です。
休憩していると少しガスが晴れてきました。
周りの山々も少し見えていますが、残念ながら白山などは見る事は出来ませんでした。
さて、下山開始。
下りてきたら山頂のガスも完全に晴れました。
シャクナゲ平まで降りてきました。
ここから駐車場まで2時間くらいでした。
まとめ&感想
冬期最後の3連休は荒島岳へと行ってきました。
本来は北アルプスへの遠征を計画していたのですが、天気ばかりは仕方ありません。
それでも何もせずに家にいるわけにもいかないので、天気の崩れが比較的マシな荒島岳を選択。
登山口までの道中は結構な吹雪に見舞われしたが、幸い朝には晴れて、真っ白な荒島岳の姿を見ることが出来て、良い登山日和となりました。
今年は休みと天気があわず、思うようにはいかないシーズンでしたが、もう少し雪山登山を楽しみたいです。
関連記事