今週末は、京都の最後の秘境と謳われている「八丁平」に行ってきました。
この時の山行記録をご紹介します。
【山行記録】「八丁平」京都最後の秘境へ/2022年11月4日
ルート&タイム
八丁平へと至るコースは、「花瀬(京都)」「久多(京都)」「葛川(滋賀)」からと3つあります。
今回は、滋賀県側の葛川坊村から鎌倉山を経由して「八丁平」へと至るコースを選択しました。
▼2022年11月4日
- 葛川坊村:07:45
- 鎌倉山:09:50
- オグロ坂峠:11:10
- 八丁平:11:20(ゆっくり周回)
- オグロ坂峠:12:40
- 葛川坊村:15:30
行動時間:約7時間50分
▼参考リンク
アクセス
車は葛川市民センター駐車場に駐車しました。
天気
晴れ→曇り→雨→晴
終日風が強く、防寒対策が必要でした。
登山道の状況・危険箇所
崩落箇所などの危険箇所はありません。
しかし、鎌倉山〜オグロ坂峠の間は、地形上の分岐も多いので、赤テープを必ず確認するようにしなければいけません。
葛川坊村〜鎌倉山〜オグロ坂峠〜八丁平(往復)
【7時45分】葛川市民センターの駐車場を出発し、登山口に向かいます。
予め地図を見ていれば、迷うことはありません。
朝は気温も低く、半袖一枚はちょっと無理な季節になってきました。
駐車場から1〜2分くらいで登山口に到着。
熊の目撃情報もあったので、熊鈴を装着して入山します。(※平日ということもあって、他の登山者とは一切すれ違いませんでしたので、熊対策は必要です。)
また、山と高原地図には載っていない分岐もあるので、自分が進むルートはしっかりと確認するようにしましょう。
出だしから急な坂が少しあります。(このレベルの上り坂は長くは続かないので、心配要りません。)
尾根に乗りました。出だしは凄まじい角度に驚きましたが、直ぐに終わったので安心しました。
暫くは樹林帯の軽い九十九折を登っていきます。
暫く登ると林道を横切ります。
ガードレールにカーブミラーもありますが、相当な荒れ模様ですね。先の方は大きな倒木もあるので、現在は通行止めでしょうか。
林道を横切って直ぐに登山道に復帰します。
登山口から1時間ほどで「ぶな平」に到着です。
この辺りから、紅葉が綺麗になってきました。
ちょっと変わった木もあったり。
下界よりも早くに紅葉を見ることがでるのは、登山をやっている人の特権ですね。
真っ赤な紅葉。ひとつ一つは小さな木ですが、見応えがあります。
紅葉を見ながら標高を上げていくと、視界が開けてきました。ここまで来ると、鎌倉山は直ぐそこです。
【9時50分】鎌倉山「標高:950m」に到着しました。
鎌倉山周辺は3方向への分岐があり、踏み跡も若干不明瞭なところがあるので、進む方向はしっかりと確認するようにしましょう。
随所にレスキューポイントがあります。
緩いアップダウンがあり、このあたりも経路が不明瞭な印象です。
とはいえ、ピンクテープは必ずあるので、落ち着いて探せば大きな心配は要りません。
「千年杉」樹齢が1,000年という事でしょうか。その名前に相応しい立派な杉の木でした。
この辺りは風も強いので、防寒対策は必須です。
どんどん行きますよ〜
こんな感じの所もあります
レスキューポイントの看板もあるので、チェックしましょう。
「オグロ坂峠」までは地味に距離があります。辛いほどの距離ではありませんが、日没時刻が迫っている場合は無理をせずに、早めに引き返しましょう。
オグロ坂峠に到着です。ここから八丁平へ向かいます。
「八丁平」の案内看板。
最初の橋は朽ちた印象のある状態ですが、散策道の整備はしっかりとされています。
「八丁平」の中にも分岐があります。
途中にベンチもあるので、休憩するにも丁度良いですね。
所々、小川もあったり
これが京都とは。「秘境」の言葉は伊達じゃありません。
雪が積もる冬に来るのも良さそうですね。
木道の散策道をいきます。
いい感じです
いいですね
「八丁平」を1周するのに掛かる時間は、ゆっくり歩いて途中で休憩をしても1時間あれば足りるでしょう。
八丁平の周回も終わったので、来た道を戻り、帰路につきました。
まとめ&感想
最近は休日出勤が多い為なかなか2日間の休みが取れず、日帰りの山行ばかりになってしまいますが、こんな時は地元の低山に目を向ける良い機会になります。
地元の里山には高山には無い山の魅力が濃縮されており、山登り本来の楽しさを思い出させてくれます。
11月に入り低山では紅葉が見頃を迎えています。
それと同時に気温も低く、風も強くなってきているので、適切な防寒対策をした上で山に出かけるようにしましょう。