体験談&注意点

【登山歴6年」気がつけばヘルニアになっていた話

レントゲン MRI

皆様、ヘルニアという病気はご存知でしょうか?

重たい物を持ったり、負荷のかかる動作を継続した時に起こるというイメージが多い印象です。

今回は、私がヘルニアを発症した経緯と経過についたお話ししたいと思います。

登山を続けていたら、ヘルニアになった話

ヘルニアと診断されました

レントゲン MRI

【ステップ1】右足がムズムズしていた

私がヘルニアの症状が出始めた時期は正確には覚えていませんが、正式に診断される5~6年くらい前から起こっていました。

症状としては、就寝時に布団に入ると右の足首周辺がムズムズする何とも表現し難い感覚に襲われました。

症状が出るのが就寝時に多かったので、「ムズムズ脚症候群」かと思い、カフェインを控えたり鉄分を沢山接種したりと、色々と試しましたが一向に良くなる気配がありませんでした。

 

【ステップ2】次第に右側の股関節周辺が怠くなってくる

その後、しばらくは症状が軽くなった事もあり忘れる時期もありましたが、ヘルニアと診断される1年くらい前から、症状が再発しました。

「ムズムズ感・ダルさ・気持ち悪さ」は激しさを増し、範囲は右足の股関節にまで広がっており、酷い日は日中にも発症するようになっていました。

余りにダルさが激しい時は、ストレスから呼吸が苦しくなるほどでした。

 

ムズムズする箇所を温めたり、温湿布を貼ったりと色々と試しましたが、焼け石に水で粗効果はありませんでした。

 

 

【ステップ3】整形外科でMRIを撮影することに

MRI

流石にこれ以上放置するのは危険と自覚して、整形外科を受診することにしました。

ひとまずのレントゲンと触診では問題が見受けられなかったので、MRIを撮影することになりました。

 

MRIは狭い機械の中に入り、耳元で大きな機械音が鳴り響くので、苦手な人も多いと思います。

私も過去に受けた経験から、かなり不安でしたが足のムズムズには変えられないと覚悟して受診しました。かなりドキドキしました....。

 

 

【ステップ4】腰椎椎間板ヘルニアと診断され、リバビリが始まる...

リハビリ

MRIの結果、「腰椎椎間板ヘルニア」と診断が折りました。

腰に痛みはないのにヘルニア?(素人の考え」と正直な所、信じられませんでした。

 

 

進行度合いとしては手術をする程のレベルではないので、リハビリとして「腰を引っ張る」という物理療法を施すこととなりました。

内容としては、リハビリ台に仰向けに横になり、腕はベッド上部の棒を掴み、腰には大きなコルセットのような物を巻き付けて、機械がベルトを引っ張ることで、腰が引っ張られるというものでした。

「3秒程かけてゆっくり引っ張り、もとに戻る」これを10~15分ほど行います。

リハビリ中に痛みは無く、終わった時は腰回りが軽くなった様な感覚で、とても爽快感がありました。

「これなら、治せるかもしれない!」と先が明るくなった瞬間でした。

 

しかし

リハビリが終わってから8時間ほど経った頃、腰が急激に痛くなりました。

痛み止めを飲んで眠りたい程の痛みでした。

 

痛みは数時間すると消えてなくなったので、「初日だから、腰がびっくりしたのかもしれない」と思い、その後も3回ほど通いましたが、毎回毎回リハビリから8時間ほど経つと、強烈な痛みに襲われる日々が続きました。

 

 

【ステップ5】セカンドオピニオンでようやく落ち着く

余りの痛みに現行の診察内容に疑問を覚えたので、スポーツに強い整形外科を探してセカンドオピニオンを行いました。

その病院では、既に通院中であることを伝えた上で、MRIの画像も提出しました。

そこでも診断された結果はやはり「腰椎椎間板ヘルニア」でした。

 

▼新しい先生の説明

「症状と画像診断からも、ほぼ100%ヘルニアで間違いないでしょう。

腰引っ張りのリハビリ方法に関しても、効能を含めて否定はしないが、そこまで痛みがあるのであれば、無理に行う必要もないでしょう。

痛みの原因としては、腰を引っ張ることではみ出ていた髄核が正常な位置に戻ることで、その後の数時間はとても快調に感じるが、引っ張られたいたものが元の状態に戻ってしまう時に、再度髄核が外にはみ出てしまうので、この時に強い痛みが発生するのかもしれない。」

 

そして、その先生が提案したリハビリ方法は、「自宅でのストレッチ」でした。

股関節やハムストリングなどの下半身を中心としたストレッチを毎日しっかりと行っていれば、数年経った頃には殆ど感じない程度にまで軽症化できるであろうとの事でした。

 

 

原因は何だったのか?登山は続けられるのか?

解決策が見つかったのは良かったのですが、すぐに新しい疑問が生まれました。

登山をやっていたから、ヘルニアになったのか?という事です。

重たいザックを背負って長時間を歩くということを繰り返していたから、ヘルニアを発症したのか?もしそうだとすれば、登山のスタイルを変えなければいけないのか?頭の中を不安が駆け巡りました、

 

先生の結論は、

あなたの場合は、登山は関係ありません。

勿論、重い物を持って発症する人もいますが、あなた場合はどちらかと言えば先天的な要因の方が大きいかもしれない」との事でした。

 

ストレッチによるリハビリと併せて、足腰の筋力をしっかりと鍛える事で、十分に登山を続けて行けるとのお墨付きをいただく事が出来ました。

 

 

その後の経過

ヘルニアと診断されたから約2年が経過しました。

最初の頃は毎日ストレッチを行い1週間ほど経った頃、気持ち程度ですがマシになってきた感じがありました。

それから更に1ヶ月ほど経った頃に、ストレッチポールと購入し、股関節やハムストリングなどのコリを解す様にし始めた所、非常に大きな進歩が見られました。

現在でも、偶に痺れやダルさを感じる時はありますが、当初の苦しさの25%程度にまで抑えることが出来ました。

ストレッチやポールでの解す作業はトレーニングを行なった時のクールダウンとして取り込むようにして、現在も継続しています。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は私の症例についてお話しさせていただきました。

 

 

身体に少しでも異変を感じる場合は、必ず専門の医療機関を受診し、正しい治療を受けるようにして下さい。

 

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