2024年10月13日~14の1泊2日で明神岳5峰にテント泊で行ってきました。
【山行記録】明神岳5峰 テント泊/ 2024年10月13日~14日
ルート&タイム
▼2024年10月13日
08時00分:上高地バスターミナル(標高1504m)
08時15分:河童橋
08時20分:岳沢登山口
09時10分:明神岳南西尾根取付(岳沢登山路7番標識)
15時10分:5峰台地(標高2,600m)
▼2024年10月14日
06時10分:5峰台地(標高2,600m)
06時30分:明神岳5峰(標高2,726m)
07時30分:5峰台地(標高2,600m)
13時00分:河童橋(標高1504m)
13時10分:上高地バスターミナル(標高1504m)
行動時間計:13時間30分
累計標高差:登り1099m
移動距離計:7.9km
アクセス
アカンダナ駐車場に駐車
▼リンク
天気
1日目:晴
2日目:晴
《山行記録》上高地〜南西尾根〜5峰台地〜明神岳5峰
上高地〜岳沢トレイル7番(南西尾根取り付き)
10月13日(土)の0時30分頃にアカンダナ駐車場に到着。
駐車場の時点で星が非常に綺麗です。
連休の中日という事もあり、既に駐車場は満車に近い状態で、幸いバスターミナルへの入り口に近いベストポジションに停める事が出来ました。
5時間ほど仮眠を取って、6時に起床してバスターミナルへと向かいます。
7時20分のバスに乗って上高地へと向かいます。
バスは満席でしたが、登山者の多くは始発便で出発したのか、観光客の方が圧倒的に多かったです。
8時00分に上高地に到着です。既に多くの人で賑わっています。
河童橋から釣り尾根から奥穂高岳
昨日の降雪で薄っすらと雪を纏っています。
河童橋をあとにして岳沢登山口へと向かいます。
この辺りも人が多いので、綺麗な湿原を横目に早足で通過します。
明神岳南西尾根の入山口である岳沢登山口に到着
しばらくは整備された歩きやすい登山道を進んで行きます。
岳沢小屋まで10個の看板があるのですが、南西尾根の取付は7番です。
猿!
登山道をのそのそと歩いてきましたが、近づくと道を譲ってくれました。
人慣れしていて、全く問題ありませんでした。
岳沢登山口から40分程で、南西尾根の取付である7号看板に到着しました。
南西尾根取付〜5峰台地
7号看板のベンチの目の前が南西尾根の取り付きです。
以前はトラロープが張られていたようですが、今はありませんでした。
取り付きから暫くはなかなかの急登が続いていきます。
涸沢岳西尾根の急登よりはマシという感じです。
最初の暫くは熊笹の区間が続きます。
森林限界超えるまでは基本的にずっと急登です。
標高を上げていくと、樹林帯の隙間から他の主稜線が見えるようになります。
想像しているよりも樹林帯の急登区間が長いです。
岩が出始めると、樹林帯も終盤です。
ここは問題ありません。
展望最高です。
樹林帯ですが、両側が切れ落ちています。
技術的には問題ありませんが、足を滑らせてら大事故は免れません。
樹林帯も終盤です。(さっきも言った)
ここからの登りも、技術的には難しくはありませんが、足を滑らせたら終わりです。
補助ロープは信用しない。
上から見るとこんな感じです。
登りきった終了点。
この辺りが紅葉のピークですね。
森林限界は近い。もうひと踏ん張り
もう疲労が....
振り返れば上高地があんな下に。
森林限界突破
5峰台地に到着しました。目の前には5峰が見えています。
今回は直前に体調を崩したこともあり、今回はここまでにします。
5峰台地でテント泊
5峰台地の一番良いスペースにテントを張ることにします。
テントからの景色は....
これです!
どうですか?最高の眺めでしょう?
山で食べるラーメンは最高なはずなんですが、あまりまだ体調が戻っていないのか、塩分が濃いくてちょっと苦しかったです。
穂高の向こうに沈む夕日
夕日に染まる5峰と明神主稜
テント場はかんな感じです①
テント場はかんな感じです②
もう1回言います。どうですか?最高でしょう?
ダウンを着込んで夕日が沈むのを眺めます。
夕日が沈む
夜中2時に、顔に何かが落ちてきて目が覚めました。
テントの結露が氷ついて落ちてきたようです。
トイレに外に出ると、満点の星空でした。
5峰台地〜明神岳5峰
6時にテントを出て5峰に向かいます。
5峰まで標高差126mくらいです。
5峰大地で快適にテントが張れそうな場所は、2箇所だと思います。
ここも張れなくはないですが、大分狭いです。
上の方に近づくと傾斜が増しますが、まぁ快適です。
ここはバリエーションですので勿論マーキングはありません。
岩をギシギシと鳴らしながら登るこの感覚。やっぱり北アルプスの岩稜帯は楽しいです。
ピッケルが見えてきました。
5峰に到着!
5峰のピッケル
5峰からの4峰、3峰、2峰、主峰まで見えています。
また来年来よう。
5峰から3峰へは岳沢側を巻いていくようです。
しばし景色を眺めながら休憩。
奥穂高岳、ジャンダルム、天狗のコル、間ノ岳、西穂高岳...
こうやって見ると、天狗のコルから岳沢方面へのエスケープって無理でしょって感じます。
テント撤収〜下山
テントに戻ってきて、パッキングをしている間にシュラフを乾かします。
撤収を完了して下山開始。
無事に下山完了!
上高地は観光客で溢れかえっていて、登山とは違う疲労が漂い始めたので、そうそうにバスに乗って帰ろうと思いましがた、バスが200人くらい並んでて30分くらい待ちました。
しかも、アカンダナ方面だけが混雑という不思議な事が起こっていました。
まとめ&感想
久しぶりに好天に恵まれた連休。夏山のラストチャンスということで、あれこれ計画していたが、直前に体調を崩して、結果的に5峰のピストンとなった。
それでもやっぱり、そこは穂高へと続くバリエーションルート。楽しかった。
樹林帯の急登は予想を超えるものがあったが、森林限界を越えれば焼岳〜西穂〜ジャンダルム〜奥穂高と稜線を一望することができて、展望は申し分ない。
5峰台地にテントを張って、最高の景色を眺めながら夕食を食べて、夜は星空にも恵まれた。
5峰への登りは難しいところはなかったが、アルプス特有のギシギシと岩を踏みながら歩く感覚が堪らない。
5峰から明神主綾を見て、また来年への想いを募らせた。