山行記録 近畿低山(比良山系など)

【低山アルパイン】比良山系 中ノ谷αルンゼ/2023年4月9日

2023年4月9日、比良山系の中ノ谷αルンゼに行ってきました。

 

【低山アルパイン】比良山系 中ノ谷αルンゼ/2023年4月9日

ルート

2023年2月6日

  1. 駐車スペース
  2. 堤防
  3. 中ノ谷αルンゼ(往復)

 

アクセス

湖西道路の志賀ランプを下りて、細い道を進むと廃道へと変わり、そのまま進むと、堤防へと繋がる道へ続いています。

上部は傾斜もきつく、雨の後などは路面が滑りやすいので、注意が必要。

 

車は詰めて止めて3~4台ほどです。

 

天気

 

登山道の積雪状況・危険個所

懸垂下降とクライミングダウンが必須

同ルートの下降は懸垂下降とクライムダウンが必須となりますが、支点が見つけられずに、クライムダウンしかない場所が多数あります。

支点は信用できない

所々、ボルトが設置されているが、基本的にはどれも古く、少しのテンションで抜けてしまうものもあった。

信頼の置ける支点とは言えないので、十分に注意した上で活用しなければいけない。

 

【山行記録】比良山系 中ノ谷αルンゼ

駐車スペース〜取り付き

駐車スペースから上部へ向かって歩いていく。

 

 

直ぐに橋が見えてくるので渡る。

 

 

橋を渡って直ぐの所は瓦礫で塞がれていますが、乗り越えて進んでいきます。

気を付けていれば、問題はありません。

 

 

しばらくは廃道を進んでいきます。

 

 

途中右手に逸れて上がると、上の写真のように人工物があるので、この急斜面を登っていきます。

 

ポイント

因みに、このような川が見えるポイントに出てしまうと、行き過ぎです。

少し戻りましょう。

 

 

先程の分岐から少し登ると、フェンスが出てくるので、フェンスを越えて中に入ります。

 

 

落ちたら〇にますので、注意して下さい。

 

 

そこそこ迫力があります。

 

 

堤防を下りて小さな小川を渡渉して、左岸へと向かいます。

(※本谷には進まずに、左岸の手前のルンゼへと入ります。)

駐車スペースから、ここまで大体30分くらいです。

 

 

中ノ谷αルンゼ

入り口にある最初の岩壁。

水が流れていて少し滑りますが、ホールドは豊富にあるので、見た目ほど難しくありません。

 

 

後続の為に、ロープを出して登ります。

 

 

最初の岩を登り切って振り返る。

 

所々、支点がありますが、信頼できるものと、そうでないものがあるので、使用前に強度の確認をしましょう。

 

 

続いて2個目の岩壁。

 

 

難易度は高くありませんが、見た目以上に水が流れており、早く登らないと靴がビショ濡れになります。

途中にアンカーがあります。

 

2個目の岩壁を登り切って振り返る。

 

 

暫くは優しい斜面が続きます。

が、しかし、寒い!

冷たい風が吹き抜けるので、シェルを羽織りました。

 

 

斜度は優しくても、岩が滑るので慎重に進んで行きます。

 

 

3つ目の岩壁が見えてきました。

 

ここは、冬は少し苦労した所です。

 

 

下から見上げるとこんな感じ。

念の為にロープを出しました。

 

今回は練習も兼ねているので、ロープを出したり仕舞ったり、何度も繰り返して行います。

 

 

次の岩場は簡単そうです。

 

フリーで登っていきます。

 

 

その後もサクサク進んでいきます。

 

次のスポットが見えてきました。

 

ゴルジュ!

 

 

MAMMUT レインウェア CLIMATE Rain -Suit AF

足元に注意して進んでいきます。

 

 

大きな岩を乗り越えて...

 

 

写真で見ると景色が単調ですが、実際はそこそこ迫力のある景色が広がっています。

 

 

チョックストーンが見えてきました。

 

今回は左から登りました。

 

 

大きな倒木が見えてくると...

 

そろそろチムニーです。

 

チムニー!

 

 

ザックが大きいと突っかかるので...

 

 

MAMMUT レインウェア CLIMATE Rain -Suit AF

空身で登って、後でザックを回収する事にしました。

 

難易度は高くはありませんが、そこそこ狭いので、閉所恐怖症だとキツイかもしれません。

 

 

途中、残地のボルトが引っこ抜けました。

恐怖です....汗

 

 

チムニーの後は簡単な岩場を登って...

 

少し進むと...

 

 

またまた岩壁の登場。

もう何個目か忘れました。

 

 

今回はフリーで登りましたが、ロープを出した方が良い難易度でした。

クライミングシューズなら何てことないんでしょうが、敢えて登山靴のまま登ります。

 

 

岩が濡れているので、左に逸れて登り切りましたが、岩が動きまくるので、要警戒です。

 

時刻は13時。

登山道との合流地点まではもう少し距離があるので今回はここで引き返す事にします。

 

 

危険個所は懸垂で下りていきます。

 

 

こんな感じで、残地がある所もありますが、信用できるものと、そうでないものがあるので、しっかりと見極めてから使用しないと、最悪の場合、下降中に支点がぶっ飛んで〇にます。

 

支点が取れない場所も多いので、クライムダウンが必須ですが、結構シビアな場所もありました。

クライムダウンが苦手な人は、抜けきって登山道で下山するか、技術を高めてから来た方が良さそうです。

 

あと少しですが、気を抜かずに。

 

下降時は方向をしっかりと確認して下りていきます。

 

最後の懸垂。

疲れました。

 

 

お疲れ様でした。

 

 

まとめ&感想

MAMMUT レインウェア CLIMATE Rain -Suit AF_5071

中ノ谷αルンゼは、比良山系の中でも数少ない涸れ沢ルートで、天気の良いには快適な岩登りが楽しめる、低山アルパインルート。

 

前回の2月の来訪以降、雪がなくなったら来てみたいと思っていたので、今回行ってきた。

 

岩場のグレード事態は高くはなく、ある程度の岩登りの経験のある人であれば、問題なく登れるでしょう。

クライミングシューズであれば、フリーでもいけますが、登山靴を履いていると結構難しく感じるので、バリエーションルートの練習には持ってこいと言えるでしょう。

 

また、支点に関しても、強度や配置場所が不安定で、全体的に信頼できない印象でしたので、自分自身で見極める必要があります。

この時代、積極的な残置は良くありませんが、撤退時に安全に下降する為にも捨て縄を携帯する事を推奨します。

 

今回は、時間切れとなったので、また天気の良い日に再チャレンジしたいと思います。

 

-山行記録, 近畿低山(比良山系など)

Copyright© FUTARITOZAN , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.