登山前日の土曜はこの年一番の寒波到来。こうなったら比良に行くしかない。
今回は、比良でラッセルを楽しんだ三行を紹介しましす。
行程
2019年01月27日(日)
イン谷口~大山口~カモシカ台~北比良峠~八雲ヶ原(往復)
アクセス
電車:JR湖西線「比良駅」から徒歩60分
自家用車:湖西道路(比良ランプ)~イン谷口
駐車場は、1.イン谷口、2.旧リフト跡方面(釈迦岳方面)3.暮雪山多目的保安林駐車場(大山口方面)の計3ヶ所ある。※イン谷口で既に豊富な積雪がある場合、暮雪山多目的保安林駐車場へは車高の高い4輪駆動等、相応の車でないと乗り入れは困難。
天気
- 早朝:雪
- 午前:曇り~小雪
- 夕方:晴れ
登山道の状況・危険個所
以下は全て山行当時の状況となります。
【降雪直後の感想】
ダケ道の最初の20分程(夏道タイム)や、カモシカ台から少し行った箇所は、夏道をしっかり歩いていないとルートが少し分かりにくいかもしれません。
カモシカ台以降のトラバース気味の箇所はラッセル中にバランスを崩すと転げ落ちそうになるように感じました。
山行記録
イン谷口~大山口~カモシカ台~北比良峠~八雲ヶ原(往復)
【07:00】前日の寒波の影響で雪が増えているだろうと、早朝、イン谷口へと車を走らせると、湖西道路も吹雪いていた。
湖西道路を降りた所から早速雪道となり、イン谷口では写真の通りの積雪量。上部の駐車場までは、チェーンを装着すれば上がれたが、生き返りの手間と時間を考え、イン谷口に駐車することにした。
天気の状況を見ながら進むこととして出発。
【07:30】大山口。ダケ道方面にトレースはありません。
雪たっぷりの予感に嬉しくなります。
最初の辺りは積雪はスネの中程。
しばらく自らトレースをつけながら進んだ。早朝誰もいない中、新しいトレースをつけながら進むのは非常に心地よい。
カモシカ台~北比良間。カモシカ台以降、少しずつ積雪が増えてくる。このあたりからラッセルも少し本格的になり始めた。
斜面が急な所や、吹き溜まりの所は太腿ぐらいまで来る所もある。
このあたりから、新しく後続の方が来られ、前後を交替しつつラッセルしていく。
北比良峠が見えてきました。
北比良峠に到着。(今回はトレースのあった尾根道側から小屋経由で)
【11:13】北比良峠から武奈ヶ岳を望む。時間的に山頂は無理だろうが、時間を決めて行ける所まで行くことにする。
八雲ヶ原に到着。一面雪。
テント泊を楽しみたい景色が広がっているが、明日は月曜。
【11:57】ここからパノラマコースにトレースはありません。
ラッセルしていきます。
疲れ果てる。ラッセルがいかに体力が必要かを改めて実感した。
ここから、まだまだあることと、日没までに下山することを考え、ここで下山することにしました。
スキー場跡地の積雪は、斜面で深さ150cm
奥行きは215cm程ありました。
八雲ヶ原~北比良間。帰りはトレースがある為、サクサク進みます。
【13:11】北比良峠~神璽谷分岐間。
【14:37】大山口。予想以上に早く降りてきました。
夕方になったことと標高を下げたことで、天候も良くなってきました。
川の水はそこまで冷たくはありませんでした。
また来たいと思います。
感想
下山後の青空を眺めながら、下山が思いの外早く出来たことを鑑みると、もう少し頑張って頂上を目指していてもよかったかと、少し後悔の念が頭をよぎったが、そのまま進んでいた場合、当初の計画通りの時間に下山は出来ていなかっただろう為、これで良しとしておく。
武奈ヶ岳は、低山でありながらも、コースの豊富さ、山の奥深さ、冬期には豊富な積雪でいつも楽しませてくれる素晴らしい山である。
今シーズンもう一度寒波がきた際は、再度、訪れたいと思う。