これまで何度も「登山で出会うヤバい奴」という記事を書いてきましたが、今回は下界で「こいつちょっとな~」という人の特徴をご紹介したいと思います。
目次
登山のヤバいやつ「下界編」
ニュース・報道陣・ネット民
山の中で遭難事故が発生すると、高確率で起こるのが「適切ではない表現での報道」です。
最もあるのが、
冬であれば、
「バックカントリースキー」と「場外スキー」を、一括りで「登山や山スキー」として報道する事です。
バックカントリースキーは、登山ですが、場外スキーは単なるマナー違反です。
その他にも、
「リポーターが登山道を実際に見に行ってみました」という場面で、
雨が降る中、長靴で岩場の上に足を置いて、「ご覧ください!滑りやすい道となっています」というリポート
長靴で登山道歩いたら滑るに決まっているでしょ!!
とツッコミ所満載ですね。
報道陣として登山に関する基本的な知識が無い訳がないでしょう。
世の中には、登山をやらない人の方が圧倒的に多いので、大多数の人間の賛同を得て、視聴率・閲覧数を稼ごうという魂胆なのでしょうか。
理由は定かではありませんが、事実から大きく逸脱した報道であることは間違いがありません。
誤った報道は新たな事故を誘発し兼ねないので、正しい報道をして欲しいものです。
そして、ニュースに併せて必ず発生するのが、ネット民や視聴者からの遭難者への集中砲火。
- 雪山に登る奴の救助費用は自費にしろ
- 入山者には救助不要の誓約書を書かせろ
- 税金を無駄に使わせるな
- 救助隊の命を無駄にするな
等々、ごもっともな意見もあれば、ただ自身の鬱憤晴らしの為の誹謗中傷など、色々な意見が見受けらます。
実際に登山をしている者から見ても、
「起こるべくして起こった事故」
「努力したが発生してしまった事故」
の2種類があると思っていますが、登山をやらない人からすれば、「どの事故がどうなのか」ということは分からないでしょう。
しかし、それは、どんな趣味においても同じことが言えると思います。
ダイビング・サーフィン・ツーリングなども、結構危ないと思いますが、取り組んでいる人達からすれば、やっていない人には理解出来ないような安全対策を講じて趣味に勤しんでいるのだと思います。
分からないのに、自分の少しの意見、テレビの表面だけの情報で誰かを徹底的に批判するというのはいかがなものかと思います。
知人・親戚の軽蔑
こんなやり取りの経験はありませんか?
知人:「休日は何をしていますか?」
自分:「山に登っています」と、山登りの写真などを見せて説明
知人:「登山なんて危ないこと、辞めたら?」という嘲笑にも近い眼差し....
これは嘲笑は極端な話だとして、「登山=危険」という前提で話をしてくる人は一定数いると思います。
こちらが登山についてひけらかしたりした場合は、指摘をされても仕方ないかもしれませんが、
会話の流れ的に仕方なく登山の説明をしたのであって、別に貴方にどうこう言われる関係性じゃないけどなぁ...
と思う時があります。
まとめ
登山は素晴らしい趣味ではありますが、
登山をしない、山を知らない人からは理解を得られないのも実情です。
わざわざ理解して貰う必要もないのですが、心掛けひとつで防ぐ事が出来る部分もあり、結果的にそれが自分自身の安全登山に繋がってくるとも思います。