
普段は夫婦で山登りを楽しんでいる僕たちですが、夏になると身体ひとつで海に潜る「スキンダイビング」にもどっぷりハマっています。
スキンダイビングはツアーだけでなく、個人でビーチに行って楽しむこともできますが、いざ個人で行くとなると「車や貴重品の管理はどうすればいい?」「シャワーがないビーチでの塩抜きは?」といったリアルな問題に直面しますよね。
また、手軽に始められる反面、一歩間違えれば命に関わる危険も潜んでいます。
そこで今回は、僕たちが何度も個人でビーチに足を運んで辿り着いた貴重品管理やシャワーなし対策のライフハックを徹底解説します!
後半には、僕たちが実際に海で経験した「4つのやらかし・失敗談」とそこから学んだ教訓も包み隠さずお話しします。
事前の準備と安全対策をしっかり整えて、快適で安全な海のアクティビティを楽しみましょう!
目次
個人で行くスキンダイビングの注意点!ビーチでの貴重品管理・シャワー対策とリアルな失敗談
ビーチでの快適な過ごし方や失敗談をお話しする前に、スキンダイビングで最も大切な大前提をお伝えします。
スキンダイビングは身体ひとつで手軽に始められますが、独学の見様見真似は非常に危険です。
また、個人で海に行く場合は必ず2人以上(バディ)で海に入り、緊急時に対応できるように備えてください。
これらを徹底した上で、僕たちが実際に体験したビーチでのライフハックや、リアルな失敗談(教訓)をご紹介します。
個人だからこそ、ウェットスーツは着用しましょう。
ツアーに参加すればウェットスーツのレンタルが無料であることが多く、運営会社も安全の為に、着用を推奨または義務化している所が多いです。
では、個人で潜りに行く場合は?
個人的には、個人だからこそ着用した方がいいと思います。
ウェットスーツの目的としては、
- 日焼け防止
→日焼け止めは必死に塗っても物理的に剝がれてしまいますが、ウェットスーツなら心配無用です。
- 体温低下を防ぐ
→これが一番効果を実感しやすい項目です。水に入った瞬間の冷たさの軽減もそうですが、長時間海にいても体温低下によるダイブ中断を減らすことができます。
- 怪我防止(クラゲや岩)
→クラゲや岩やサンゴ礁での怪我は実際にあります。
- 浮力の確保
→ウェイトを外せば強制浮上。但し、急な浮上は水面付近でのブラックアウトの危険性あり。
この4点だと思います。
ぶっちゃけ、どれもとても大切ですし、軽視してはいけません。
そして、何より個人で行うからこそ、装備品をしっかりと揃えるという意識が大切だと思います。
ウェットスーツもフルスーツが一番いいとは思いますが、私は上下セパレートタイプを使っています。
着用も自宅での洗浄や保管もセパレートの方がやり易いので。
個人でビーチで潜る時の貴重品の管理方法
個人で泳ぎに行く時に迷うのが、「貴重品」の管理方法です。
「スマートフォンを防水ケースに入れて、一緒に海に入る」というのが、一般的な方法だと思いますが、ぶっちゃけあの防水ケースって信用できないんですよね。
実際、私もAmazonで買った2,000円くらいの防水ケースが浸水してiPhoneがぶっ壊れた経験があります。口がしっかりとしまっていなかったのか、粗悪品だったのかは分かりませんが、あれ以来海にスマートフォンは持って入りません。
安いケースは水面には対応していても、潜るということには対応していない物が多く、例え、潜水に対応したケースであっても、正直信頼するのはリスクがあります。
では、どうしているかと言うと、「車に保管しています」
車の中は車上荒らしによる盗難のリスクや、夏場の温度上昇によるリスクがありますが、
- 車上荒らし
→ビーチが駐車場から遠くない場合は、車の警報装置が作動したら聞こえるので、あまり気にしない。 - 車内の温度上昇
→車の窓の全てにサンシェードを付けて、尚且つ、携帯電話をタオルにくるんだ上で、保冷バッグに入れて温度の影響を最小減に抑える。
という感じで対応しています。
そして、車の鍵はジップロックに入れた上で、防水ケースに入れて一緒に海に入っています。車の鍵であれば最悪浸水しても何とかなるので、、、。
大前提として、海に行く時は、最初から財布の中身を減らしてから行くなど、事前の対策をしておくと、万が一の被害も最小限に抑えることができますね。
注意ポイント
車のキーはキーボックスに入れて、車の下に保管しておくという方法も無しではありませんが、リモコンキーの電波遮断をしっかりとしないと、そのまま鍵を開けられてしまいますし、何よりも鍵はここですと名言している状態もどうかと思うので、キーボックスは使っていません。
シャワーがないビーチの場合
正式な海水浴場でもシャワーがないビーチは数多く存在します。ビーチが砂地ではなく岩が多いタイプであれば、身体に砂が付着することも少ないので、シャワーが必須という訳でもありませんが、やはり塩は落としたいですよね。
そんな時は、自宅から真水を持って行くしかありません。(※公衆トイレの水をシャワー代わりにするのはマナーとして止めましょう。)
私は普段から2Lのペットボトルを溜めておいて、タンクとして利用しています。
大体1人2L×3本もあれば、取り敢えずの海水を落とす分には十分に足ります。
大容量のタンクは便利ですが、当然ですが大容量になればなるほど、重量も増えます。持ち運びも頭から被るのも大変です。
ペットボトルなら、小回りが利きますし、塩害による劣化を気にする必要もありません。
日よけ&休憩場所を確保!ビーチテントは必須アイテム
個人でビーチに行く際、もうひとつ絶対に持って行くべきなのが「ビーチテント」です。
スキンダイビングは想像以上に体力を消耗します。特に個人で行く穴場ビーチには、日陰になる海の家やパラソルレンタルがないことがほとんどです。
強烈な直射日光を浴び続けると、熱中症のリスクが高まるだけでなく、海から上がったあとに身体を休める場所がなくなってしまいます。
- 日よけ(熱中症対策)として機能する
- 着替えや貴重品を一時的に目隠しできる
- 海風を遮って、潜ったあとの身体の冷えを防げる
荷物は少し増えてしまいますが、安全に、そして快適に海を楽しむためには必須のアイテムです。車にひとつ積んでおくことを強くおすすめします。
そして、テントの種類は「ポップアップ式」と「ポール式」の2種類があります。
・ポップアップ式はフレームがワイヤーで、投げれば一瞬で完成します。
・ポール式は、2本のポールをクロスさせる事で、テントとして完成します。
私のおすすめはポール式です。
一件、「ポップアップ式」の方が簡易的で楽なように思いますが、ぶっちゃけポール式でも設営スピードは大して変わりません。
収納に関しては、ポップアップ式はポールはありませんが、かわりに記事にワイヤーが埋め込まれているので、畳んでも薄く広くなります。ポール式は、テント本体とポールが分かれるので、2つになりますが、収納はやり易いです。
人で溢れかえっているようなビーチの場合、ポール式は周りの人や他のテントに当たらないように気を付けないといけませんが、そこまで混雑しないビーチであれば、ポール式の方がおすすめです。
バディシステムを正しく理解する
個人でスキンダイビングを行う場合、安全の為に必ず2人以上で行うことが推奨されています。
しかし、これらの意味を正しく理解し、正しく運用できていますでしょうか。
バディシステムは、単に「一緒の海に入る」というのものではなく、万が一のときに「お互いの命を預け合い、確実に救助し合える関係」であって初めて成立します。
1. 2人の潜水能力が「同等」であること
もし片方が「水深15mまで余裕で潜れるベテラン」で、もう片方が「水深3mが限界の初心者」だった場合、バディシステムは機能しません。
- ベテランが深く潜っている間、初心者は水面から見守ることしかできず、深い場所でトラブルが起きても助けに行けません。
- 逆に、初心者のトラブルにベテランが気づけず、手遅れになることもあります。
- 「同じ水深に、同じ時間だけ滞在し、お互いを常に視界(手の届く範囲)に入れておける能力」が2人ともに必要です。
2. 両方に「レスキューの知識と技術」があること
前述の「ブラックアウト(失神)」が起きたとき、バディがやるべきことはただ見るだけではありません。
- 水面や水中で意識を失った相方を発見する
- すぐに確保して水面へ引き上げる
- 気道を確保し、マスクを外し、顔に風を吹きかけたり声をかけたりして意識を回復させる(必要なら人工呼吸をする)
この一連のレスキュー手順を体が勝手に動くレベルで知っていなければ、目の前で溺れていく相方をただパニックになって見つめることしかできなくなります。
偉そうなことを書きましたが、では私達が高度なレスキュー訓練を受けたのかと聞かれれば、そんな経験はありません。せいぜい講習会での座学の知識だけです。
あまり硬いことは言わないとしても、
- 2人好き勝手バラバラには泳がない。
- 1人が潜っている時は、もう1人は水面で監視するという交代制(ワン・アップ、ワン・ダウン)を徹底する。
- 相方の体力が切れた等、心身のコンディションが悪くなったら、自己ベスト更新のような深場へのトライはしない。
などはしっかりと意識する必要はあるでしょう。
非公式なビーチは安易に信用しない、公開は慎重に。
公式に公開されていないビーチや海水浴場以外での、遊泳や潜水が法的にどうなのかについては今は割愛します。
しかし、
- 偶々綺麗なビーチを見つけた
- ネットやSNSで話題だった
という理由だけで、安易に遊泳したり潜ったりするのは、やはり辞めた方がいいでしょう。
離岸流:これは、実際に何度も事故になっており有名だと思います。
岩場の白く泡立つ場所は水中が洗濯機状態になっており、スーツの浮力が効かずに沈むだけでなく、引く波の力で岩の隙間へ強烈に吸い込まれ、そのまま岩へ激突する恐れがあります。
それ以外にも、地元住民や通行人から、密漁と勘違いされて、通報される可能性も否定できません。
また、実際に潜ってみて、危険性もなく綺麗だった場合でも、その情報をむやみやたらにインターネットやSNSに公開するのも、辞めた方がいいでしょう。地域住民への迷惑となるだけでなく、何かしらの条例などに抵触している可能性も否定しきれません。トラブルを避ける為にも、非公式の情報開示は慎重になる方が得策です。
やらかした系のお話
では最後に、スキンダイビングをやっていて「やらかした時の話」を少しご紹介したいと思います。
- サンゴ礁で負傷
沖縄の海で泳いでいた時の出来事です。真夏だった為、下半身は水着のみで泳いでいた所、珊瑚礁に近づいた際に、太股を切ってしまいました。
傷自体はほんの少しでしたが、傷跡は暫く消えず、地味に痛かったです。
- 気づかないうちにクラゲに刺されていた
本州の海で泳いでいた時の出来事です。まだ海開きの期間中でしたが、8月末ということで、やはりクラゲが出ていたようで、定期的に「ピリ」っとした感覚があったのですが、特に気にすることなく泳いでいたところ、海から上がると肌を露出していた所に赤い発疹が出来ていました。※これを機会にウェットスーツを購入しました。
- カメラ落下
沖縄の与那国島の海で泳いでいた時の出来事です。アクションカメラで撮影していて、海面で休憩している時に、ふっと腕が軽くなる感覚がありました。
まさか!と思って水中を覗くとアクションカメラがゆらゆらと海底に向かって沈んで行っているではないですか!大急ぎでジャックナイフで潜行して、必死の形相で潜水してなんとかキャッチする事ができました。
勿論カメラはリーシュコードで腕に巻き付けていましたが、気がつかないうちに緩んでいたようでした。
- 視界不良で海底激突
京都の舞鶴の海で泳いでいた時の出来事です。この日は、直前の大雨で海況があまり良くなく、視界が非常に悪い日でした。ビーチインの時点から分かっていたのですが、折角来たのだからと泳いでいましたが、視界が悪くそこがハッキリと(というか粗全く)見えませんでした。
潜水を開始して程なくして、いきなり目の前に砂地が目に飛び込んできて、「あっもう底に着いた!」と気が付きましたが、時すでに遅し見事に激突。まぁ、大したスピードではないので、怪我などもありませんでしたが、これが岩や珊瑚礁だったら危なかったです。
まとめ:事前の準備と対策で、安全で快適な海のアクティビティを!
今回は、個人でスキンダイビングやシュノーケリングを楽しむ際の、リアルな貴重品管理やシャワー対策、そして僕たちの恥ずかしい失敗談をご紹介しました。
海は僕たちに素晴らしい景色を見せてくれますが、山と同じように、一歩間違えれば大きな危険と隣り合わせです。
大自然を相手にするときは、「これくらい大丈夫だろう」という油断が一番のリスクになります。
- 独学だけに頼らず、しっかりとした知識を持つこと
- 個人で泳ぐときは、絶対に2人以上(バディ)で入ること
- 事前のライフハック準備で、余計なストレスやトラブルを減らすこと
これらを徹底して、ぜひ安全で快適なスキンダイビングを楽しんでください!
「安全対策はバッチリだから、さっそく綺麗な海に出かけたい!」という方は、僕たちが実際に潜って選んだこちらの【【沖縄・本州】スキンダイビングおすすめスポット7選】(※記事② /skindiving-spots/ へのリンク)をぜひチェックしてみてください。
また、「そもそもジャックナイフが上手くできない」「耳抜きのコツをもっと詳しく知りたい」という方は、こちらの【初心者向けスキンダイビングの始め方とコツ】で詳しく解説しています。
ルールとマナーを守って、最高に自由な海の世界を体感しましょう!