2024年12月28日~2025年1月5日の年末年始休暇に、冬の北海道へ自家用車でドライブ旅行に行ってきました。
3日目は稚内から日本最北端の宗谷岬へ行き、そこからオホーツク海沿いを南下して北見市へと向かいます。夜は日本一寒い町「陸別町」へも向かいます。
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【冬の北海道一周】ジムニーで行く2400kmのドライブの旅「3日目:稚内~北見」
この日の行程
北海道旅行3日目は、3日目は稚内から日本最北端の宗谷岬へ行き、そこからオホーツク海沿いの国道23号線をひたすら南下して北見市へと向かいます。
北見市でホテルにチェックインし、夕食を食べた後、「陸別町」へ行ってみる計画です。
この日は、朝一宗谷岬の手前だけ雪が降る時間もありましたが、全体を通して晴となりドライブ日和となりました。
この日の走行距離は434kmとなりました。
12月30日:稚内~宗谷岬~北見~陸別町
日本最北端の宗谷岬へ
おはようございます。
朝7時00分頃に起床して、フロント1階のコーヒーを頂いて、チェックアウトして出発します。
朝の時点の気温はマイナス7度でした。
暫くは市内を走ります。
屋根に積もった雪の雪下ろしをされていました。雪国ならでは光景。
朝食付きにはしなかったので、セイコーマートで調達。
ドーミーイン稚内にも朝食はあったのですが、+2800円とちょっと予算越えだったので今回は見送りました。
ただ、今となって思えば、年末年始は道中の道の駅や食堂系がほぼ全て閉まっているので、朝食バイキングくらい付けておけば良かったです。
まずはガソリン給油。今日も400km以上走る予定です。
特に冬季期間は道中何が起こるか分からないので、例えガソリンの残量で目的地に到着出来るとしても、街を出る前は必ず満タン必須です。
程なくして郊外へでます。宗谷岬まで30kmで、大体40分くらいです。
岬に近づくにつれ、天気が悪くなってきました。
雪が降ってきました。
宗谷岬の駐車場に到着しました。
日本最北端「宗谷岬」
今回の旅で一番来たかった所の一つです。
モニュメントの前でじっくりと考えたかったのですが、予想以上の人の多さで、写真を撮ったら直ぐに移動しなければいけませんでした。
どうやら、宗谷岬で年越しをするのが流行っているようです。
ただ、この時点でまだ12月30日の昼前です。まだ24時間以上ありますが、何をして過ごすのでしょうか....。
最北端の石碑の傍には、江戸時代の探検家であり、樺太(サハリン)が島である事を確認した間宮林蔵の石像が置かれています。
最北端の海
海水は指で触れる分にはそれほど冷たくはありませんでした。
道路を挟んで向かいにある展望台へと向かいます。
階段を登るとちょっとした広場になっています。
各都市までの距離が書かれた道標。
樺太(サハリン)も肉眼で見えていました。
宗谷岬から樺太までは、約43kmです。
持参した双眼鏡で暫し眺めて過ごします。
色々なモニュメントが置かれていて、じっくりと見て回りたいのですが、風が強くて、滅茶苦茶寒いので足早に通過しました。
寒いですが、風車小屋が気になったので、歩いて来てみました。
冬は閉鎖中(?)で、特に何もありませんでした。
下から除雪車が上がってきました。すれ違い時に近くで見たら迫力がありました。
下りの階段は滑るので要注意です。
駐車場の傍にある日本最北端の店「柏屋」で、日本最北端到着証明書とその他色々とお土産を購入しました。
何度も言うようですが、年末年始は閉まっているところが多いので、開いているお店を見つけたら買っておいた方が良いです。
国道23号線のオホーツク海沿いで北見市へ
宗谷岬からは国道238号線をひたすら南へと向かいます。
左手にはずっとオホーツク海が続いています。
この辺りからエゾ鹿を頻繫に目撃しました。
岡の上にもエゾ鹿の群れ
ずっと、真っ直ぐな道が続くので、速度の間隔が鈍るので注意が必要です。
偶にカーブがあるので、速度を出し過ぎてると、雪面も相まってスリップしかねません。
また、エゾ鹿です。
今度は道路を横断しています。速度を落としてゆっくりと進みます。
可愛いですね。
ひたすらオホーツク海
同じような景色が続きますが、見ていて飽きません。
えっ、あれはアザラシ!?
野生のアザラシを見る事が出来るなんて!興奮しました。
ナビの表記が凄い事になっています。
本州では高速道路でもこんなこと、滅多にないですよね。
偶に海沿い離れますが、基本まっすぐです。
お昼ご飯を求めて「枝幸町特産品直売所」に立ち寄りましたが、ここも年末年始休業日でした。
トイレだけお借りしました。
その後もひたすら南へ向かいます。
オホーツク海は結構荒れている感じです。
道の駅おうむの傍を通過。
どうせ開いていないだろうと、素通りしましたが、後で調べたら元日以外はやっていたっぽい....。
その後もひたすら真っ直ぐ進みます。
町と町の間が滅茶苦茶長いです。
ちょっとどこの町が忘れましたが、定期的に町を通過します。
路面はこんな感じでツルツルですので、車から降りた時に滑ってこけないように注意しましょう。
「JA北オホーツク おこっぺアイス直売店」さんで、アイスクリームを購入。
北海道ならではの味として、「ハスカップ」と「チコリ」を頂きました。
ハスカップもチコリも北海道特有(?)の植物だそうです。どちらもアイスクリームとして食べやすくしてあり、それでいて特徴をしっかりと感じてとても美味しかったです。
紋別を過ぎると少しずつ内陸よりになっていくので、本日オホーツク海が最後に見れそうなポイントで車を停めて近くまで見に行きました。
波は結構荒れていましたが、冬はいつもこんな感じなんでしょうか。
少しずつ内陸よりの走行が増えてきました。
牧場の牛さん。
サロマ湖。日暮れには間に合いませんでした...残念
「コンフォートホテル北見」へチェックイン
すっかり夜になった頃、無事に本日宿泊する予定の「コンフォートホテル北見」に到着しました。
部屋やその他の感想を少し記載しておきます。
【部屋の広さ】★★★☆☆
13平米のダブルベッドの部屋を利用しました。ベッドは2人で寝ても十分な広さですが、床の面積がちょっと手狭な印象です。スーツケースはサイズによっては床で広げるのが難しいかもしれません。この類のホテルは日中は外でガッツリ遊んでホテルは寝るだけという利用が多いと思うので、特にサイズに対しての不満はありません。
【トイレ・バス・洗面台】★★☆☆☆
バスとトイレが一緒のユニットバス形式で、それは特に問題ないのですが、手洗いとシャワーの蛇口のつまみが水とお湯に分かれているタイプで、水圧がそれぞれ違うのか温度調節に非常に苦労しました。
【その他、備品】★★★☆☆
冷蔵庫、ドライレイヤー、コップ、テレビ等の基本設備は整っています。
【清掃】★★☆☆☆
洗面所のコップに長い髪の毛が付いており、ちょっと残念でした。
【接客】★★★★☆
チェックイン時は混雑していましたが、スタッフもにこやかで気持ち良いサービスでした。
【朝食】★★★☆☆
無料で朝食バイキングが付いてきます。
北海道らしいメニューも一部ありますが、全体的にはごく普通の料理が基本です。しかし無料という点を考えると十分な内容でしたので、満足です。
今回利用はしていませんが、ランドリーもあり、長旅での衣類の洗濯乾燥も可能です。
また、写真はありませんが1階には、ウェルカムドリンクとしてコーヒーの提供(14:00~24:00)となっていますが、朝食の時間もコーヒーが提供されていますので、朝出発前にコーヒーを飲むことも可能です。
夕食はジンギスカン専門店「羊屋鮮肉」へ
到着時刻が読めなかったので、どこもお店は予約していませんでしたので、到着後、スマートフォン片手にお店を探して、ホテルから近いこのお店にやってきました。
▼頂いたメニューはこちら
≪北海道産羊肉≫
・ロース:2,480円(税込)
・カルビ:1,980円(税込)
・サーロイン:1,980円(税込)
→北海道産の羊肉ということで、物凄く新鮮で、一般的な人がイメージする「臭み」というものが殆どありませんでした。
個人的には羊肉のあの香りが好きなので、良い意味で物足りないくらいでした。国内流通している羊肉の90%以上が海外産とのことですので、多少高くても食べてみる価値は十分にあると思いました。
・炙りユッケ:1,980円(税込)
→羊肉の炙りユッケが食べられるお店は滅多にないと思うので、特別な苦手意識がなければ是非食べてみるべきだと思います。
私の感想では滅茶苦茶新鮮でとっても美味しかったです。
≪オーストラリア産羊肉≫
・マトン肩ロース:1,380円(税込)
・ラムモモ:1,080円(税込)
→北海道に比べると香りもしっかりあって、一般的な人がイメージするThe羊といった味で、これはこれで美味しかったです。
価格的にも北海道の半額なので、お腹を満たすのに一役買ってくれました。
≪一品もの≫
・羊の肝(胃袋)ポン酢:680円(税込)
→ホルモン系の為人によっては好みの別れますが、羊のホルモンが食べられるお店は滅多にないので、ホルモンに抵抗のない人や羊肉が大好きという人にはお勧めです。新鮮で臭みもなかったです。
・羊のソーセージ:250円(税込)
→一般的な豚のソーセージよりもあっさりしていていました。
・羊乳ジェラート:480円(税込)
→羊の乳という感じはよく分かりませんでしたが、美味しかったです。
▼全体的な感想
お値段は高めな印象ですが、国産羊肉という特性や、お肉は全て無冷凍で注文が入ってから手切りされているという点を考えると妥当な金額かもしれません。
店内は客席間隔も適度にあり、混雑時も手狭になる事はありません。衣類は入口傍のクローゼットに仕舞う事ができるので、上着の置き場所に困ったり匂いが付くという心配はありません。
お肉の1枚目はスタッフが焼いてくれますが、それ以降は自由に焼くスタイルの為、スタッフの必以上な干渉もなくじっくりとお肉を堪能出来ます。
基本的には予約優先の為、来店が確定していれば事前予約が推奨ですが、空きがあれば快く対応して貰えました。
挙げるとするとお通しの焼き野菜の玉ねぎ400円が量も少なくて、その点は少し残念でした。
≪総評≫
料金的には高い部類に入ると思うので、入店にはちょっと覚悟がいりましたが、お肉の味に関しては全体的に非常に新鮮で、折角北海道に来たのだから、居酒屋で出てくるサブメニュー的なジンギスカンではなく、羊肉をしっかりと堪能したいという人には満足できるお店だと思います。
私はとても満足のいく夕食となりました。
日本一寒い町「陸別町」へ
ご飯を食べた後は、北見市から54kmで約1時間ほどの距離にある陸別町まで行ってみます。
陸別町は日本で一番寒い町として有名で、今回の旅行でも是非行って見たかった場所です。
車の温度計はマイナス17度を表示しています。
「道の駅 オーロラタウン93りくべつ」にやってきました。
道の駅の中は、こんな感じ。日本一寒い町ですが、夜間も館内のトイレを利用可能で、館内はしっかりと暖房が効いています。
さて、待望の温度はどうでしょうか!
はい、マイナス17度です。
まぁ、天気予報で大体は分かっていましたが、今日はこんな感じのようですね。
3日後くらいにはぐっと気温も下がってマイナス23度くらいになる予報ですが、今回は仕方ないですね。
マイナス17度でも十分寒いはずですが、湿度が低くて無風という事もあり、それほど寒さは感じません。
すぐそばにあるセイコーマートでアイスクリームを購入。
一番寒い町で、牛に座って黙ってアイスクリームを食べる。
ただの自己満ですが、こういうのって楽しいですよね。
お尻が冷えてきたので、そろそろ帰ります。
道の駅周辺はこんな感じでした。
時刻も23時を回っているので、そろそろ帰ります。
因みに、「日本一寒い町」ということで、ここで車中泊をする人も多いようですが、住宅街もすぐそこにあるので、アイドリングは最小限にするようにしましょう。
まとめ&感想
今日は、朝、ホテルをチェックアウトして、日本最北端の宗谷岬へと行きました。
天気が良ければ約40km先にある樺太も見る事が出来る場所で、今回の旅で一番行きたかった場所の一つでした。
天気に恵まれて、肉眼でも見れて大満足でした。お土産物屋で買い物したりで、かれこれ1時間以上滞在していました。
その後は本日の宿泊予定地である北見市までひたすら238号線を走りました。
今日もお昼ご飯はまともな物は食べられませんでしたg、道中、エゾ鹿やアザラシも見ることが出来て、大興奮です。
北見ではジンギスカン専門店で、北海道産の羊肉を堪能し、夕食後は日本一寒い町である「陸別町」へも行ってきました。
この日の走行距離は434kmと長丁場でしたが、とても充実した1日となりました。
明日は、本来釧路方面へと向かう予定をしていましたが、天気が思わしくない為、網走に移動してそこで天気を見ながら過ごす予定です。
それでは4日目へと続く。
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