12月24日、そうクリスマスイブです。
街は煌びやかなイルミネーションに照らされている中、僕たちは寒波到来で風雪荒れる雪山に行ってきました。
それでは、ご覧下さい。
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「大荒れ情報発令中」寒波到来の比良山系 武奈ヶ岳 / 2022年12月24日(日帰り)
ルート
2021年12月24日(日)日帰り
イン谷口〜ダケ道〜北比良峠〜八雲ヶ原〜武奈ヶ岳(往復)
アクセス
「暮雪山多目的保安林駐車場」に駐車。
冬季は降雪量に関わらずノーマルタイヤでの進入は不可となります。ノーマルタイヤの場合、状況によってはスタック等により脱出すら困難となる可能性もありますので、必ず冬用タイヤで侵入するようにしましょう。
また、冬用タイヤを着用していても、降雪量によっては車高の低い車の場合は、上がれない場合があるので、イン谷口付近に駐車する事が望ましいでしょう。
天気
終日:風雪(標高を上げる程、厳しくなる。)
この日は専門の山岳天気予報サイト「ヤマテン」から「大荒れ情報」が発令されていました。
- 何十回と歩いたコースであり地形を十分に理解していること
- 緊急時の装備も十分に携帯していること
- 明確な撤退基準を決めていること
など総合的に判断して入山しましたが、荒天時は1,000級の低山といえど決して侮ることなく、計画や自身の力量などを十分に踏まえた上で入山の是非を判断するようにしましょう。
登山道の積雪状況
- イン谷口・大山口:1cm程度
- ダケ道:足首
- 北比良峠:足首程度(風に飛ばされている)
- 八雲ヶ原:足首〜膝下
- スキー場跡地:膝下
- コヤマノ分岐:膝下
- 武奈ヶ岳(直下):膝下
山行記録
イン谷口〜八雲ヶ原
【07時30分】大山口をスタート
既に2名の登山者が登って行かれましたが、ダケ道には誰も入っていないようです。
寒波襲来日はほぼ全員が登りでは「正面谷・金糞峠方面」を選ばれるようです。
橋の上にも積雪があるので、滑られないように注意
カモシカ台を過ぎると「積雪・降雪・風」の全てが増してきました。
【9時55分】北比良峠を通過
ここはいつも風が強いので、止まらずに通過します。
八雲ヶ原
ここで2回目の休憩。
止まっていると寒いので、お湯と行動食を補給したら直ぐに出発します。
雪山登山1年生の時に、この日よりも更に強烈な寒波の日にここでテント泊をして、翌朝ドカ雪で難儀したのを思い出します。
八雲ヶ原〜武奈ヶ岳
スキー場跡地を登っていきます。
足首〜膝下程度と言えど、やっぱりノートレースは最高です。
スキー場跡地を登り切ると開けた台地にでますが、風が吹き荒れています。
【11時30分】コヤマノ分岐を通過
この辺りも風が吹き荒れています。更に天候が悪化した際は、迷いやすい場所なので注意しましょう。
コヤマノ分岐〜武奈ヶ岳の山頂は意外とあっという間です。
山頂まであと少し!
上は風が強そうです。
稜線上は予想通りで、強い風が吹き荒れていました。
【注意】この時点では積雪量も多くなく、草や石が露出していたので、視界が悪い状態でも地形を把握出来ましたが、今後積雪が増えた場合には、ホワイトアウトに十分に注意しなければいけません。ホワイトアウトは条件が揃えば標高関係なく発生します。
視界はゼロZERO!
山頂の標識もこの通り薄っすらとしか見えません。
武奈ヶ岳 山頂!
【11時50分】大山口から休憩込みで約4時30分。
休憩時間抜きで標準コースタイムと同じですが、なんだかとても疲れました。
山頂滞在時間は10秒。
風も強いので、写真を撮って早々に下山を開始します。
入山時点よりも積雪量が明らかに増えています。
行きのトレースは降雪&風により一部消えている所もありました。
まとめ&感想
この日は12月24日、そうクリスマスイブです。
こんな日に寒波襲来中の雪山に出かけるなんて、、、相当な変態ですね。
嫌な顔をせずに一緒に登ってくれた妻には感謝しています。
さて、今年はこれで登り納めとなりました。
1年間あっという間でしたが、まずは怪我もなく無事に過ごせたことに感謝すると共に、来年以降も安全登山に励んで行きたいと思います。