山行記録 近畿低山(比良山系など)

【山行記録】比良山系 武奈ヶ岳 イン谷口(往復)/2023年12月17日

2023年12月17日、諸事情で1週間山をお休みしていましたので、2週間降りに比良山系の武奈ヶ岳に登ってきました。

12月中旬にも関わらず山中に雪はなく暖冬である事を思い知らされましたが、常に風が強く冬の装いを感じさせられた1日となりました。

【山行記録】比良山系 武奈ヶ岳 イン谷口(往復)/2023年12月17日

ルート&タイム

2023年12月17日(日)

07時15分:イン谷口駐車場(大山口側)
07時20分:大山口
08時15分:カモシカ台
09時20分:北比良峠
09時30分:八雲ヶ原
11時00分:武奈ヶ岳 山頂
11時50分:北比良峠
14時00分:イン谷口駐車場(大山口側)

 

アクセス

湖西道路の「比良ランプ(北比良/南比良 方面の出口)を出て県道322号を山の方向へ向かって登っていく。

暫く進むと分岐が出てくる。右に曲がると「釈迦岳 方向」、直進すると「武奈ヶ岳 方向」となる。

 

今回、利用している武奈ヶ岳 側の駐車場は晴天時には満車になりやすい為、確実に止めたい場合は早朝に来る必要があるが、下部や「釈迦岳側」の駐車場から歩くので良ければ止められないという事は起こらない。

 

 

天気

晴(風強い)

この日の天気図はこちら(気象庁公式サイト)

 

登山道の積雪状況・危険個所

イン谷口~カモシカ台

雪は全くない。登山道もよく整備されており非常に歩きやすい。

カモシカ台~北比良峠~八雲ヶ原

北比良峠の手前のみ薄っすら程度の積雪があるが、アイゼン無しで問題なく通行可能。

八雲ヶ原~武奈ヶ岳

スキー場跡地の上部~コヤマノ分岐付近にも薄っすらと積雪があるが、登山者が多く歩いており溶けている所が多い為、アイゼン等は不要。

上記は登山日時点での情報となります。低山においても寒波の到来により一晩で状況が一変します。必ず最新の気象状況をご確認の上、最善の装備で登るようにして下さい。

 

 

【山行記録】イン谷口~武奈ヶ岳

駐車場~ダケ道~カモシカ台

駐車場に到着した6時30分時点では自分の車を含めて2台だけで、今日は風が強いから少ないなと思っていたら、出発する7時15分には8割くらい埋まっていた。

晴天も今日までで、翌週末には雪山へと変わっているだろうという事で、この日の内に登る登山者が多いだろう。

 

 

大山口に向かう。

 

 

駐車場から5分程で大山口に到着。駐車場からここまで僅かな距離ですが、ここまでの身体の雰囲気で大体この日のコンディションが分かる。

今日は調子が良さそうです。

 

 

早朝はこの橋が凍っているの一応注意。

 

 

ダケ道は登り始めが微妙に急ですよね。

 

 

ダケ道は年々整備が進んで、益々歩きやすくなっています。

 

 

ダケ道に到着。ここまで大体1時間くらいの距離で、ここから北比良峠までも1時間くらいです。

丁度良い石が幾つかあるので、休憩には丁度良い場所です。

 

 

太陽の光が差し込んで、風もそんなに吹かないので暖かいですね。

 

 

 

最近購入した「ブラックダイヤモンドのブリッツ28L」

本来は雪山テント泊時のテント場から山頂往復のサブザックとしての役割でしたが、日帰り登山にもピッタリなサイズ。

軽量タイプで背中にフレームがないので、荷物が少ないと背中が折れてしまいますが、背負い心地は問題ありません。

 

 

カモシカ台~北比良峠~八雲ヶ原

カモシカ台から先も快適な登山道が続きます。

 

この日は朝から気温が低かったので、落ち葉の上に薄っすらと霜が降りていました。

 

 

この日の服装は、「ドライレイヤー+冬用ベースレイヤー+レインウェア」の3層構造で丁度良い気候でした。

 

 

北比良峠に近づくと風が強くなってきました。

 

 

 

 

少し急な斜面を登れば、「神璽の滝」との分岐で、北比良峠は直ぐそこです。

 

 

「神璽の滝 分岐」からは「尾根沿い」か「トラバース」のどちらかから行きます。

 

 

北比良峠

 

 

北比良峠に到着。

昔はイン谷口の釈迦岳方向の登山口から、この北比良峠までロープウェイとリフトがあったというのですから驚きですね。

当時、比良山系にはスキー場があり、当時の面影は山中に残されている残骸物から当時の賑わいを感じますが、回収されないままこれから先もあり続けるというのは、良い事ではありませんね。

 

 

北比良峠峠から八雲ヶ原までは直接向かうルートと比良ロッジ跡(釈迦岳分岐)方向から周り込むルートと2通りありますが、どちらも大きな差がありません。

 

 

今回は比良ロッジ跡経由で行きます。

 

 

広くなだらかな斜面を下っていくと八雲ヶ原に到着です。

 

 

 

八雲ヶ原は人工的に作られた湿原らしいですが、今はテント泊地として多くの登山者に利用されています。

最近はここで焚き火をしている人が多い様ですが、この辺りは湿原という名前が付いていますが、風も強く焚火NGの看板もあります。

 

 

八雲ヶ原から山頂までは、スキー場跡を登り返すことになります。

 

 

 

八雲ヶ原~武奈ヶ岳

この土日もテント泊の方が多かったようで、結構の数のテント泊装備を担いだ登山者とすれ違いました。

 

 

真冬には雪に埋もれる八雲池。この池が埋まらない場合、相当な暖冬という事になります。

 

 

スキー場跡地を登っていきます。

 

 

この登り、地味に足にきます。

 

 

上まで来ると風が強く、薄っすらとではありますが雪が出始めました。

 

 

ゲレンデトップから山頂までは、残り30分くらいです。

 

 

コヤマノ分岐周辺。この辺りは雪が降れば綺麗な樹氷が見られる事があるので、お勧めの場所です。

 

 

コヤマノ分岐。

八雲ヶ原からここまで45分~1時間。

ここから山頂までは約15分です。

 

 

イブルキのコバとの分岐を過ぎれば、後は山頂まで登り返すだけです。結構遠くに見えますが、登ってみるとあっという間です。

 

 

山頂までは左ルートと右ルートがありますが、左は離合が面倒なので右側から行きます。

 

 

上部は滑りやすいので注意。

 

 

稜線に出れば山頂は直ぐそこです。

 

 

山頂に到着です。

 

 

武奈ヶ岳~イン谷口

比良山系 武奈ヶ岳 山頂1214m

 

 

琵琶湖バレイ方向。

 

 

お地蔵様に手を合わせて、帰路に付きます。

 

 

青空が見えてはいますが、どんよりとした雲が湧いてきて翌日からの好天を匂わせています。

 

 

来た道を戻ります。

 

 

大山口まで降りてきました。山頂から3時間くらいでした。

お疲れ様でした。

 

 

感想&まとめ

諸事情により1週間山をお休みする事になり、2週間振りに山に戻ってくると、山中に雪は無いものの冷たい風が吹き荒れており、季節はしっかりと冬へと変わっていました。

低温&強風予報の武奈ヶ岳でしたが、流石は人気の山。7時には上部の駐車場は満車で山頂はそこそこの登山者の数。テント泊の方も多かったようです。

 

さて、暖冬が噂されている2023年の冬シーズンですが、現時点では比良山系の中に雪の姿はありませんでした。

クリスマスには是非とも雪を纏った武奈ヶ岳の姿を見たいものですが、今週中頃からの寒波次第という所でしょうか。

 

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