今回は、特に為になる記事とかではないのですが、登山を始めた頃と、現在とで、登山の感動やワクワク感が変化したことについてお話したいと思います。
目次
【雑談】登山の楽しみが変わった「昔と今」
今と昔で何が変わったのか
早速結論として、感情がどう変わったかというと、一言で説明するのは難しいんですが、ちょっと極端な表現をすると、
最初の頃は、何をやっても楽しかったんです。
下界では...
- 登山用品店に通ってキラキラしたウェアや装備を見て妄想を膨らませる
- 店員さんから登山のノウハウを教えて貰って目から鱗
- 新しい山に行く度に山と高原地図を買って説明文を読む楽しさ
山の中では...
- 山で食べるカップラーメン最高!
- お湯を注いで食べるフリーズドライに感動!
- 北アルプスの雄大さに感動!
もう全てが新鮮でしたね。
登山者として未熟で、失敗や危険な場面も沢山ありましたが、
次はあの山に登りたい!その為にはこれが必要だ!って興奮しながら、毎週天気予報チェックしていました。
じゃあ、今はどうかと言うと、
登山者としてそれなりに成長してきて、体力も技術も増えて、北アルプスの冬季バリエーションルートにも登れるようになって、登れる山の選択肢は増えたはずですが、実際には山に行く回数は減っています。
ちょっと極端な表現をすれば、
昔みたいに些細なことに感動しなくなった
それに伴って、
小さな感動の為に、週末出かけるのが辛くなった
得られる感動よりも、メジャールートの人混みの方が辛くなった
という感じかなと思います。
「いや、お前何様だよ!」って思われる方もいると思いますが、同じような人もそこそこいるのではないかなと思います。
とは言え、勘違いしないで下さい。
今でも里山登山好きですよ。
ちょっと日常生活に疲れて、暫く山に行かない日々が続いても、山に登ると「あぁ~自分はやっぱり登山が好きだ」って再認識します。
ではどうしてそんな状態になったのか。
- 刺激に慣れた
- 身体の衰え
- 生活環境の変化
- 登山以外の楽しみを見つけた
自分の場合は、大まかに言うとこの4つかなと思います。
変わった理由を考えてみる
刺激に慣れた
「偉そうなこと言ってんじゃね!」って怒られそうですけど、けど登山者って一定数こういう人いますよね。
最初は一般登山道で登山を楽しんでいても、いずれはバリエーションルートしか登らなくなる人も多いと思います。
後は、大きな目標を抱いて、それに向けて努力をしてきて、それが叶った先に、次の目標を抱けなくなるという、ある種の燃え尽き症候群もあると思います。
私は、夏山で言えば「槍ヶ岳 北鎌尾根」、冬は「厳冬期 奥穂高岳」でした。
次に紹介する理由もありますが、私は上記2個の山行を終えてから登山の回数が減ってきていると思います。
身体の衰え
先に補足すると、身体の衰えとは、山の中での体力ではなく、日常生活での体力・気力が凄く変化してきているように感じます。
(※山にさえ入ってしまえば、登山としての体力は昔よりも増えているのは実感するんですけどね)
私は登山を始めたのが20代ですが、今現在30代で、この数年で身体の変化を凄く感じています。
いやいや「30代で衰えとか何言ってんの?」って言われそうですが、結構感じてますよ?
昔は会社から遅く帰ってきても、そこから次の山の準備をするのが楽しかったですし、全く苦痛ではありませんでした。
今は、それが億劫な時があります。
平日が無理なら、前の週末にやっておけばいいんですが、なかなかそうも行かないんですよね....。
生活環境の変化
具体的は話は省略しますが、20代の頃は自分の事だけ考えておけば良かったので、
- 毎週のように山に出掛けて、
- 買いたい装備を買って、
- 時間もお金も山に全投入...
とまでは行きませんが、結構自由にやっていました。
何か誘われても「山に行きたいから週末は予定入れたくない」って公言してましたね。
それが少しずつ人付き合いも増えて、それに伴って少なからず責任も出てきて、、、。
そもそも下界での生活があっての趣味ですし、年相応の人付き合いが出来ていて、有り難いことではあるんですが、暫く予定が詰まっていると「あぁ~山行きたい~」って思うことはあります。
登山以外の趣味(楽しみ)を見つけた
先に紹介した3つの変化が起こった頃から、長期休暇を登山以外に使う事がちょくちょく出てきました。
これまではゴールデンウイーク、シルバーウィーク、年末年始などまとまった休みには必ず山登りに行っていましたが、最近は冬の北海道一周に出掛けたり、沖縄に泳ぎに行ったりと、登山以外の過ごし方をする事も増えてきました。
これに関しては、
- 一緒に生活している妻のやりたい事も取り入れないといけなかったり、
- 長期休暇を山の為に開けておいて、悪天候で計画通りにいかないのが勿体なかったり、
- 長期休暇が必要なほどの長期山行の予定が無かったり、
- 登山の重圧から解放されて気楽な旅行を楽しみたかったり、
と理由は色々です。
熱量の低下だと言われればそれまでの事ですが、、、。
まとめ
ここまで、だらだらと愚痴のような内容が続きましたが、
今も登山、滅茶苦茶楽しんでます!
登りたい山や、挑戦したいルートもあります。
登山は趣味。これという枠に囚われずに、気軽に楽しんでいければなと思っています。