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【レビュー】SONY・RX100M5A/登山用カメラとして購入

SONY_RX100M5A

これまでは登山での写真撮影にはアクションカメラとiPhoneを使用してきましたが、少し本格的なカメラが欲しくなり、この度、SONYの「RX100M5A」を購入しました。

カメラの素人が同じような初心者向けに「RX100M5A」のレビューを行っていきたいと思います。

登山用カメラとしてSONY「RX100M5A」を購入

購入の背景

SONY_RX100M5A

「最近のiPhoneのカメラは綺麗だし、アクションカメラも持ってる。どっちも4K撮れて綺麗なんだけど、一歩進んだ本格的な写真や映像が撮りたい。」

ということで、色々調べてみました。

しかし、けど、結局 何も分かりませんでした、、、。カメラの世界も山の世界と同じくらい奥深いのでしょう、、、。

自身のアクティビティ、体力、金銭面、色々考慮して「コンパクトデジタルカメラ」のSONY「RX100M5A」に落ち着きました。

 

アクションカメラの紹介はこちら↓↓↓

【レビュー】GARMIN VIRB ULTRA 30「雪山登山におすすめのアクションカメラ」

 

 

カメラの概要

SONY_RX100M5A

カメラにはあまり詳しくないので、簡潔に言いますと、、、

  • 1型のセンサーサイズで、スマホより断然綺麗
  • 画素:約2100万画素
  • F値:F1.8〜
  • NDフィルター:内蔵
  • 焦点距離:f=8.8-25.7mm
  • 4K対応

といった感じ。

簡潔に言うと「勉強すればスマホよりは綺麗な写真や映像が撮れますよ」ということのようです。

 

購入したカメラはこちら

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同封品

SONY_RX100M5A

【同封品】

  • 「リチャージャブルバッテリーパックNP-BX1」
  • 「ACアダプター」
  • 「マイクロUSBケーブル」
  • 「リストストラップ」
  • 「ストラップアダプター」
  • 「取扱説明書」

取り敢えず直ぐに写真撮影が開始できるだけの物が揃っています。

 

追加購入品

▼バッテリー &充電器

SONY_RX100M5A

泊まりで登山に行くことが殆どなので、予備のバッテリーは必須。

(日帰り登山であれば、季節を問わず予備バッテリーを使った事はありません。)

また、モバイルバッテリーでの充電も可能ではありますが、防水でないカメラを湿度の高いテントの中で端子を剥き代しにして充電するのは怖いので、素直に予備のバッテリーを購入しました。

「極寒地域でのバッテリーの持ちについて」

厳冬期の北アルプスの2泊3日の山行で、写真撮影が7割、動画撮影が3割くらいの使用感で、メインのバッテリー+予備バッテリー(1個)で十分に撮影が可能でした。(※気温は1日目と3日目が-10度前後、2日目が-15度~-20度で想定)

 

【温度による所感】

  • 0度前後:特に問題なし。
  • -10度前後:写真撮影は概ね問題なし。動画撮影など長時間カメラを露出す際はバッテリーに気を付けました。
  • -20度前後:写真撮影はAUTOモードで撮る時だけポケットから取り出して、すぐに仕舞えば問題なし。動画撮影(1~2分程)はバッテリーの消費が激しい。

 

またバッテリーに関しては純正品を購入しました。

社外品でも安価で互換性のあるものは数種類出ていますが、10万円もするカメラを購入したのでバッテリー代をケチるのは止めました。

▼購入したバッテリーはこちら

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バッテリー自体の充電もカメラの端子から行えますが、いずれ端子の蓋が千切れる恐れがあったので、バッテリーと充電器がセットの物を購入しました。

 

 

▼SDカード「SanDisk Extreme PRO「128GB」」

SONY_RX100M5A

現在は全く同じ商品はないようで、上位互換が複数出ているようすが、選ぶ際に大切にしたポイントをご紹介します。

▼このカードの特徴

  1.  動作保証温度:-25度〜80度(雪山などの寒冷地での撮影ではSDカードの耐寒性も重要)
  2. 容量に関しては、動画も積極的に撮影したいので、余裕を持って128GB。
    追記:撮影後小まめにPC等に移すのであれば、64GBでも十分だと実感しました
  3. 4K動画を録画する為に、ビデオスピードクラス30(V30)、UHSスピードクラス 3(U3)とCLASS10に対応しています。

容量は勿論大事ですが、動作保証温度読み込みスピードも快適な写真(動画)撮影の為に、欠かす事の出来ないポイントです。

こちらも、値段はケチらない方がよいと思います。

 

 

▼液晶保護フィルム

SONY_RX100M5A

とりあえず、安い物を購入して開封と同時に貼り付けました。

登山という屋外でのアクティビティで使用するので、擦り傷などから液晶を守る目的です。

 

カメラの場合、落とすという事は即カメラ本体の損傷となる為、スマートフォンの液晶保護フィルムとは意味が違いますが、購入してすぐに液晶画面に傷がつくと精神衛生上良くないので、迷えば買った方が良いと思います。

 

 

メリット「RX100M5Aが登山に向いている点」

RX100M5Aが登山用カメラとしてのオススメポイントはこれ!

撮りたい一瞬を逃さない「重すぎず、丁度良いサイズ感」

西穂西尾根

私はこれがこのカメラの最大のメリットだと思っています。

RX100のサイズは「横101.6x縦58.1x厚41.0 mm、重量は299g」とアウターのポケットに忍ばせておいても全く苦にならない大きさなので、撮りたい一瞬を逃しません。

一眼レフほどの重量もない為、初心者や体力のない人、コンパクトな取り回しを求めている人には丁度よいサイズ感だと思います。

 

 

シビアな環境でも、"さっとポケットから取り出して撮影して、すぐにポケットにしまう"ということが出来るので、臨場感のある写真を撮影することが出来ます。

実際の登山での携帯方法はこちら

SONY「RX100M5A」の登山での携帯方法

 

厚手の手袋でもギリギリ操作可能

SONY_RX100M5A

カメラの各種ボタンやスイッチは小さいですが、厚手の手袋をしていても、ギリギリ操作可能です。

これは雪山登山において非常に重要です。

スマートフォンで写真を撮ろうとすると、手袋がタッチパネル対応でなければいけませんが、インナー手袋はタッチパネル対応のモデルも多いですが、アウターに関してはタッチパネル非対応のものが殆どです。3,000mの極寒の稜線で撮影の度に多袋を外して、スマホを取り出すのは非常に危険。こういった行動がいつか事故を起こす要因となります。

 

この辺りがスマートフォンでの写真撮影に差をつけるポイントになりますね。

ポイント

  • ボタンは小さいので、冬用の分厚いアウター手袋で押すには、慣れが必要です。危険では無い所で練習と設定をしておきましょう。
  • 厚手のアウターでもギリ対応出来ますがやっぱり不便なので、アウター手袋を外す事もあります。その為に、アウター手袋にリーシュコードを嵌めて、アウター手袋を外しても落ちないようにしておき、撮影したい時だけ直ぐにアウターを外せるようにしておく等の工夫も必要です。

 

 

AUTOモードが優秀

RX100M5Aの「AUTOモード」や「シーンセレクション」は優秀で、"一瞬"を撮影する際便利です。

ゆっくりと撮影できる場合は良いのですが、

  • 歩いている登山者を取りたい時
  • シビアな環境で撮影をしたい時
  • 行動時間に余裕がない場合

等は、マニュアルで撮影している暇は殆どないので、AUTOモードの優秀さが重要となりますが、

 

 

上手く撮影すれば、スマホよりも表現の幅が広がる。

AUTOモードは優秀ではありますが、マニュアル撮影で「F値、シャッタースピード、ISO感度、露出」などを自分で設定して撮影できるようになると、スマホのカメラでは表現出来ないような味を出すことが出来ます。

カメラ初心者にとっては、「F値、シャッタースピード、ISO感度、露出」の意味と効能と理解するのに苦労すると思います。

かくいう私も滅茶苦茶苦労しました。
今も、理解レベルは25%くらいかもしれませんが、色々と弄り倒して少しずつ撮影が楽しいと思えるようになってきました。

 

 

デメリット:登山で気を付けるべき点

非常に満足度の高い「RX100M5A」ですが登山で使用していて感じる不便な点をご紹介します。

防塵・防水はない

2022.12.24 寒波襲来の比良山系 武奈ヶ岳

これが最大のネックポイントだと思います。山の中では塵や霧、テント内での結露、雪など、カメラとしての致命傷となるものが至る所にあります。

取り回しには神経を使います。

雪はまだ何とかありますが、雨が予想される日の山行には初めから持って行かないようにしています。

 

4Kの手ぶれ補正が弱い

堂満岳中央稜 2023年1月02662

これは動画撮影時の話になりますが、

RX100M5Aでは動画撮影の画質が「4K」と「フルハイビジョン」が選択可能ですが、使用可能な手ぶれ補正には違いがあります。

フルハイビジョンの手振れ補正は「スタンダード」「アクティブ」「インテリジェントアクティブ」と3種類ありますが、

4Kの手振れ補正は「スタンダード」しか選ぶことが出来ません。

 

手振れ補正が「スタンダード」だと、登山で歩きながら撮影した場合、かなりの揺れで、正直見ていられません。

このあたりも重視したい場合は、RX100M7以降を選択する必要があります。

 

 

望遠が弱い

焦点距離が「24mmから70mm」までの為、山での望遠の撮影は、物足りなさを感じるのが正直がところです。

遠くの山をズームして撮りたい場合などは、カメラの購入費用は上がりますが、RX100ⅥやRX100Ⅶ(200mm対応)などをお勧めします。

 

 

タイムラプスが撮れない

純正の機能のままではタイムラプスの撮影が出来ず、別途コントローラーなどが必要となります。

朝日や夕日、雲の流れなどを撮影したいと考えている方は注意が必要です。

 

 

実際に撮影した写真

クリックすると大きく表示されます。(※圧縮してあります。)

 

実際に撮影した動画

【初冬】剱岳 早月尾根/2023.11.3~5

 

 

RX100M5Aで撮影:西穂高岳 西尾根「テント泊」/「思い出の山にバリエーションルートから登る」

 

RX100M5Aで撮影:南岳 西尾根「藪漕ぎ&雪壁に苦戦して、敗退」/2022年5月6日〜8日

これらの動画は全て、「RX100M5A」でのみ撮影しています。

  • フルHD(1920×1080)
  • 手ぶれ補正「アクティブ」
  • 手持ち撮影(ジンバル等不使用)

 

まとめ

RX100M5A 登山 携帯方法

これまではアクションカメラとiPhoneで撮影をしていましたが、少し本格的なカメラが欲しくなり、SONYの「RX100M5A」を購入しました。

カメラ初心者なので、上手く撮るにはまだまだ時間が掛かりそうですが、勉強しながら沢山写真を撮っていきたいと思います。

 

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