今更感の大きな記事ですが、SONYのコンデジRX100M5Aの防水ハウジング「MPK-URX100A」を購入しました。
早速、スキンダイビングで使用して来ましたので紹介&レビューをしていきたいと思います。
※カメラ初心者のレビューとなりますので、ご了承ください
目次
【MPK-URX100A】RX100M5Aに防水ハウジングを付けて水中撮影
防水ハウジング/MPK-URX100Aのスペック
SONY アンダーウォーターハウジング
MPK-URX100A
希望小売価格:33,000円(税込)
市場販売価格:23,000円(2025年7月時点)
【耐圧水深】40m
【対応機種】DSC-RX100/RX100M2/RX100M3/RX100M4/RX100M5/RX100M5A
【大きさ】約 幅155.3mm×高さ127.5mm×奥行125.0mm
【重量】:約655g
詳しいスペックはSONYの公式サイトにてご確認下さい。
リーシュコードやレンズのカバーなど、メンテナンス用のシリコーングリスなど必要な小物類も全て付属品として揃っていますし、価格も2万円台という比較的手が出しやすい価格帯設定。何よりメーカー純正という安心感。
そして、水深40m対応ということで、一般的な趣味としてのダイビングでの使用なら全く問題ないでしょう。
メモ
因みに今更購入を決めた理由は、持っているアクションカメラの防水ハウジングが経年劣化で壊れて水中撮影を出来る機材がなくなったからです。
一応、他の選択肢として2個候補がありました。
- 既存のアクションの防水ハウジングを購入する?
→廃盤で入手不能 - 最新のアクションカメラの購入
→予算オーバーで見送り
動画撮影という意味では、多少の予算を足してでも最新のアクションカメラを購入するのも良いなとは思ったのですが、今はカメラの写真撮影の技術を上げたいと思っている所なので、練習も兼ねてカメラ撮影に拘りました。
実際に使用してみた感想(ファーストインプレッション)
まぁまぁでかい
サイズが横15.5cm×高12.7cm×奥行12.5cm、重さが約655gとなっていますが、実際に開封して手に取ると「デカ!」というのが最初の印象です。
サイズ感だけで言えば一眼レフカメラくらいの大きさになるのではないでしょうか。
水深40mまで耐えられるだけの剛性を持っていると考えると納得です。
実際にカメラをセットして手に持って見ると、デカくて重厚感がありますので、リーシュコードの使用は必須です。
とは言え、基本的には水中撮影を想定しているので、重さは特に問題にはなりません。
浮力は安心材料/潜るのには影響なし

水没テスト
【重量】約655gで重いとお話しましたが、水には浮きます。カメラをセットしていも浮きます。
真水でも海水でもどちらでも完全に浮きます。
※外付けフラッシュの装着や、社外品のカメラ用ウェイトを追加すれば浮力を相殺する事は可能。
メリットとしては、「カメラが海の底に落ちて行った~!!」という悲しい事態にならずに済みます。勿論リーシュコードで手に結んでいますが、あれはあんまり信用できないので。
RX100M5Aは11万くらいしてるので高額なカメラが海底に沈んで行くのを只々眺めているのは悲し過ぎます。
ダイビングであればまだ回収出来る可能性はありますが、シュノーケルやスキンダイビングの場合、自分の手の届かない深さに落ちてしまうことは十分に考えられるので、浮くメリットは心の安心材料になります。因みに前に浸かっていたGarminのアクションカメラは防水ハウジング付けていても平気で沈んでしまいました。(無事回収)
デメリットとしては、浮力があるのでスキンダイビングの際には潜りにくくなりますし、ダイビングなんかではカメラがプカプカして邪魔になったりするという意見も聞きます。
私はスキンダイビングの水中カメラとして今回導入して実際に潜りながら撮影をしてみましたが、「浮力があって潜れない!」なんて事にはなっていません。最大水深の更新!とかの時は邪魔にになりますが、「潜りながら水中撮影~」とか、「あそこの珊瑚礁の写真撮りに行く~」とかであれば、浮力による潜水への影響はそれ程感じていません。
とは言え、やはり普段よりは身体が浮きやすいようには感じるので、自身の身体にウェイトを追加したりして対応しようかなと思います。
操作は慣れが必要
撮影モードの変更やF値や露出の変更など、陸上では簡単な操作が水中ではなかなかに大変です。
- どんな設定でどんな写真が撮れるのか。
- どのボタンでどんな切り替えが出来るのか。
把握していないと、撮影操作に必死で肉眼で海を見ていない、撮りたい写真が全然撮れないという事態に陥ります。
また、水中撮影ではバッテリーの消耗が激しい点にも留意しておかなければいけません。
沖縄など夢の海での撮影に期待している場合は、必ず本場前の予行演習でしっかりと練習をしておく事をお勧めします。
ボタンの感度は良好
シャッターボタンやズームレバープッシュ式操作ボタンの感度は良く、操作はし易いです。
他のレビューでは「シャッターの半押しは慣れが必要」という意見がありましたが、私は特に難しくは感じませんでした。
撮影モード切替のダイヤルはちょっと感度が悪いように感じましたが、水中でモードの切替は頻繫にはないので特に問題はありません。
ディスプレイは見やすい
魚眼レンズ的な差用なのかそういう仕様なのか詳しくは分かりませんが、ディスプレイが大きく見えるので、水中での撮影時や設定変更が非常に楽です。
なんならディスプレイの見えやすさだけでいえば、陸上でのカメラ単体の時よりも見えやすいくらいです。
これは非常に良い評価ポイントだと思います。
音は殆ど拾えない
カメラ全体が強固な防水ハウジングに覆われているので、外部の音は殆どカメラに収録されません。
- 話し声は殆ど聞き取れない。
- 水中の音は拾う。
- 水中・陸上共に接触音はハウジングに振動として響くので過度に大きく収録される。
と言った感じですので、音声が全く入らないと言う訳ではありませんが、動画撮影の際は、音声は期待しない方が良いです。
Oリングと防滴パッキンは定期交換と早めの入手が必要
防水ハウジングのOリングと防滴パッキンが命です。これがズレたり、異物が挟まったり、劣化したりすると浸水します。
その為、Oリングは定期的なメンテナンスが必要です。取扱説明書をしっかりと確認し、付属のシリコーングリスを塗りましょう。
そして、このOリングと防滴パッキンはメーカーの表記では1年毎の交換が推奨されています。
しかし、公式サイトや各種ショッピングサイトでも通販は見かけません。各種販売店や公式サイトから取り寄せるのかは入手方法は不明ですが、既に販売開始から9年が経過(2025年時点)していますので、そろそろ正規販売が無くなっていても不思議ではありません。
見つけてた場合は、早めの入手が望ましいと思います。
どんな写真が撮れるのか?
私が撮影した写真
- クリックで大きくなります。
カメラ素人が取り敢えず初めて水中撮影をしてみるとこんな感じです。
撮影場所は福井県の壁石浜海水浴場でスキンダイビングをした時に撮影したの物です。(この日は海水のコンディションがあまり良くありませんでした。)
水中撮影をする上でのカメラの設定方法なんかが、まだまだ分かって居なくて四苦八苦しましたが、
しっかりと練習したうえで、沖縄など綺麗な海で撮影したら良い写真が撮れると思います。
公式のサンプル
これはSONYの公式サイトで公開されている動画です。
僕も練習してこんな動画で撮れるようになりたいですね。
写真はこちらのSONYの公式サイトでプロが撮影したサンプルが確認できます。
プロが綺麗な海で撮影したの物とは言え、綺麗ですね。
まとめ
結論としては、
RX100シリーズを持っていて、水中撮影にも挑戦してみたいという人にはとてもお勧めの防水ハウジングだと思います。
まだ使用1回目で、合計使用時間は約2時間程ですが、特に浸水なども全くありません。
コンデジでの水中撮影は練習と慣れが必要ではありますが、練習すれば良い写真が撮れそうです。
安全第一で、ガンガン潜って水中撮影の技術も上げて行きたいです。