2024年12月28日~2025年1月5日の年末年始休暇に、冬の北海道へ自家用車でドライブ旅行に行ってきました。
2日目はフェリーターミナルの苫小牧から日本最北端の町 稚内へと向かいます。
関連
【冬の北海道一周】ジムニーで行く2400kmのドライブの旅「2日目:苫小牧~稚内」
この日の行程
北海道旅行2日目は、苫小牧から稚内へと向かいます。
当初の予定では、苫小牧から札幌を経由して石狩へと抜けて、そこから国道231号線のオロロンラインを日本海沿いを北に進む予定をしていましたが、天候が思わしくない為、
苫小牧東から道央道(高速)で士別まで行き、そこから国道40号線を進み、天候が安定したきたところで、国道232号線のオロロンラインへと出て北上することとなりました。
尚、吹雪の影響で、江別東ICから美唄ICの間が通行止めの為、その区間は下道へとおりました。
この日の走行距離は452kmとなりました。
12月29日:苫小牧~稚内
まずは道央道で士別へ
苫小牧からは道央道で士別まで向かう予定をしていましたが、吹雪の影響で江別東ICから美唄ICの間が通行止めとなり、一時的に一般道を走ることになりましたが、これがガッリガリ、ボッコボコ、ツッルツルという路面状況で、慣れるまで結構緊張しました。
岐阜や長野、富山などの雪道は何度も走行した事がありましたが、やはりここは北海道、全然違います。
美唄ICから再度高速道路に乗る際に、スタッドレスタイヤの確認の為の検問がされていました。
高速道路に復帰すると道も安定したので、一安心。
途中、比布大雪PAで仮眠を取りました。
仮眠中はエンジンは切りました。気温は氷点下9度くらいでしたが、雪山登山用の寝袋を持ってきていたので、寒さは一切感じずに眠る事が出来ました。
朝7時30分にに起床すると、雪が降っていました。車の中を片付けて8時に出発します。
走行中もずっと雪が降っていますが、このくらいであれば問題ないので、気にせずに進みます。
士別から国道40号線へ
士別ICで道央道を下りて、ここからは国道40号線を暫く進みます。
天気はずっと悪いままです。
途中「道の駅 びふか」で休憩しました。
冬季期間も営業はしていますが、年末年始(12月31日~1月2日)は休業で、私達が行った12月29日はあいにく休館日でした。
トイレだけお借りして、自動販売機で飲み物を補充して出発しました。
その後もひたすら北を目指します。
中川町からオロロンラインへ
ずっと内陸の国道40号線を走っていましたが、日本海側のオロロンラインの天気もよさそうなので、音威子府村を少し進んだ先にある中川町から国道119号線(遠別中川線)を西に向かって日本海側へ出る事にします。
途中、峠道では雪が強くなりましたが、日本海に近づくにつれて徐々に落ち着いた天候になり、無事に日本海側へと抜ける事が出来ました。
「道の駅てしお」で休憩。
道の駅の売店は営業していましたが、日曜日ということで併設のレストランは休館日でした。
まだ、お昼ご飯が食べられていないので、とりあえずソフトクリームだけ食べて先に進みます。
オロロンラインで稚内へ
オロロンラインに入ります。
河も完全に凍っています。流石北海道。
ひたすら真っ直ぐな道が続いています。
途中、風車が並んでいる地帯がありました。風が強く物凄い早さで回っています。
左側には利尻島が薄っすらと見えています。
雪を纏った利尻山が見たかったのですが、それは叶わずでした。
なにやら怪しい看板があります。
「地吹雪多発区間」...しかも34kmも!
気のせいか先が若干白い様な気がします。
あれ、なんか天気が怪しくなってきた。
と思ったら、凄い天気に。写真がピンボケしているのと、ある程度道路が見えていますが、実際の天気の方が数倍ヤバかったです。
なんとか、難所は超えました。
一応、利尻島が綺麗に見えるポイントですが、ガスが晴れず仕舞いでした。
先程のポイント以降、天候も落ち着いてきました。
集落が見えてくれば、ノシャップ岬は直ぐそこです。
ノシャップ岬に到着しました。
ノシャップ岬
ノシャップ岬!
日本最北端の駅「稚内駅」
ノシャップ岬から車で10分程で、稚内市内に到着しました。
日本最北端の駅「稚内駅」
駅に入ってすぐのロビーは広々として暖房も効いていて快適です。
ここには喫茶店、食堂、コンビニ、映画館などが入っています。
土産物売り場もあるので、ここでお土産を購入しました。
年末年始は開いている道の駅や観光地が少ないので、買える時に買っておく方がよいです。
ホテルにチェックインする前に、直ぐそばにある「防波堤ドーム」を見に行きます。
途中、「サフィールホテル稚内」の前を通りました。
稚内にある数少ないホテルです。
朝食・夕食を提供するレストランがあり、結婚式場も併設している大きなホテルです。
防波堤ドーム
防波堤ドーム
防波堤ドーム
防波堤ドームの傍の堤防から防波堤ドームの上を望む。
堤防から宗谷湾を望む。
防波堤ドームは長さ427mで歩いて往復しても10分くらいです。せっかくなので、歩いて端まで行ってみます。
防波堤ドームは昭和11年(1936)に建設された防波堤で、当時、稚内から樺太へと渡る航路として使われていた時に、海からの波が道路や鉄道へかかるのを防ぐ目的で建設されたようです。
詳しくは、以下の稚内市の観光サイトで紹介されています。
https://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/kanko/gaiyo_rekishi/bohateidomu.html
防波堤ドームを端まで歩くと、海上保安庁の巡視船りしりが停泊していました。
近くで見るとカッコイイですね。
職員の方がおられるのが見えました。年末年始にもかかわらずご苦労様です。
また天気が荒れてきました。
中間地点くらいから市内方向を見ていますが、雪とガスで見えません。
ホテル「ドーミーイン稚内」にチェックイン
今回の泊まるホテルが見えてきました。
今回宿泊するのは「ドーミーイン稚内」です。
ここの屋上の露天風呂は定評があり、ここに決めました。
尚、ホテル全体が2024年12月25日にリニューアルオープンしたばかりという事で、楽しみです。
主なリニューアル内容はこちら
・男女サウナにオートロウリュを設置
・ルームキー全室カードキー化
・快速チェックイン機の導入
・全客室の禁煙化
・エアコンの入れ替え
・朝食に新メニューの登場
ホテルには立体駐車場(ホテル併設)と平面駐車場(徒歩10秒)と2個あり、どちらも1泊700円です。
車高の問題と車の出し入れをするので、平面を選びました。
チェックインはフロントの機械で行い、ルームキーはカードタイプです。
フロントにはウェルカムドリンクとして、ホットコーヒー(ブレント・アメリカ)の提供サービスがあり嬉しいですね。
部屋にはミネラルウォーターとゼリーもありました。
部屋の中はこんな感じです。
ホテルの感想を書いておきます。露天風呂や無料の夜泣きそばについては、後程レビューします。
【部屋の広さ】★★★★★
16平米で一般的な広さですが、大人2人が荷物を広げるだけの十分スペースがあります。部屋と通路の逆目には開閉可能な引き戸があり、暖房効率を上げる事ができます。
【トイレ・バス・洗面台】★★★★★
トイレとバスルームはセパレート式で嬉しいですね。
洗面台とバスルーム共に温度調節のバルブ付きですので、温度調節に苦労することはありません。
大浴場があるのでお風呂にバスタブはありません。
【その他、備品】★★★★☆
冷蔵庫、ドライレイヤー、コップ、テレビ等の基本設備は整っています。
【清掃】★★★★★
十分行き届いており、不満はありません。
【接客】★★★☆☆
特別素晴らしいという程ではありませんが、十分なサービスでした。
チェックインを終えて、荷物も運び終えたので夕食を食べに出掛けます。
駅周辺のお店はどこも年末年始で休みで、南稚内駅まで出ればお店もいくつかありそうだったのですが、そこまで行くのも疲れたので、車を走らせて適当に探すことにします。
夕食は「稚内回転寿司 花いちもんめ」にお邪魔しました。
北海道で2店舗のみのローカルの回転寿司で、300円前後のネタが多く、それ以上の価格帯のものあり、回転寿司の中では高めのお店だと思います。
味やネタの厚みは一部残念なものもありましたが、全体的にネタは新鮮でボリュームもあって満足しました。特に帆立が美味しかったですね。
帰りにセイコーマートで食後のデザートとして北海道限定のアイスを買って帰りました。
因みに、稚内では道路標識なでにロシア語の表記があるものをよく見かけました。
2018年までは稚内と樺太(サハリン)とを結ぶ航路もあったということで、国境の町ならではですね。
さて、ホテルに戻ってきました。
▼夜泣きそば
21時30分からはドーミーインのサービスのひとつだる「夜泣きそば」を頂きます。ここではラーメンが振る舞われました。美味しく頂きました。
しかも、提供時間を過ぎてしまった場合は、フロントでカップ麺を貰えるようで、凄いサービスですね。
▼露天風呂
そして、一番感動したのが最上階の露天風呂。
脱衣所には100円玉不要な鍵付きのロッカーがあり便利です。
洗い場は6ヶ所くらいありますので、混雑時を避ければ行き場に困るという事もありません。
(※混雑状況は部屋のテレビで確認可能)
【内湯】数は1個で、ゆったり入るには4~5人くらいの印象でした。
【露天風呂】が1個で、ゆったり入るには3~4人くらいの印象でした。
温度は41度くらいですが、氷点下の気温により若干温度表記よりは低めに感じる印象でしたが、その分ゆっくりと浸かれたので良かったです。
氷点下の気温の中、夜空に舞う雪を眺めながら入る露天風呂は最高でした。気温は結構低かったのか、頭の毛が凍っていたには驚きましたが、風情があってこちらも最高でした。尚、換気口などの関係で頭雪が掛かるということありませんでしたので、ご安心下さい。
長時間の運転で凝り固まった身体をほぐして、冬の北海道で冷えた身体を温めて、、、最高でした。
▼無料のアイス&乳酸菌飲料
風呂上がりには、時間制ではありますがアイスと乳酸菌飲料の提供サービスがあります。
5:00~10:00:乳酸菌飲料
15:00~24:00:アイスクリーム
お風呂上りにアイスを食べて、漫画を読んで一息つくのもよい時間ではないでしょうか。
まとめ&感想
今日は452kmの走行となり、結構な長旅となりましたが、北海道の高速道路、国道40号線、雪が降る山道から峠道、そして途中からとは言え、憧れのオロロンラインを走ることが出来てとても有意義なドライブとなりました。
見たかった利尻富士は残念ながら見ることは出来ませんでしたが、利尻の冬の晴天率は物凄く低いので見れなくても不思議ではありません。
そんなこんなで冬の北海道一周2日目も無事に終了しました。
明日は日本最北端の宗谷岬に行って、そこからオホーツク海沿いを南に向かいます。
それでは、3日目に続きます。
関連